ローラースケートの登場するミュージック・ビデオ①
ローラースケートは、「あーなんか昔流行ってたね」くらいの割と地味なポジションにいるので、世の中にはローラースケートの登場するシーンがとても少ない。だから、何か見つけるとものすごく嬉しくなってしまう。
ここ数年で一番かっこいいローラースケートの映像を出してきたのは、何と言ってもビヨンセだと思う。
↑ Beyoncé - Blow (2014)
特に、ブラックライトで蛍光色が浮かび上がるシーンのビジュアルがすごい。昔ながらの貸し靴が並んでるカウンターを見て、こんなカッコいい絵を思いつくなんて。
次にいいのは、私の好きなキャンディス・ヘイデンがセンターで出演してるこのミュージック・ビデオ。
↑ Chet Faker - Gold (2014)
暗闇にぼうっと浮かび上がるローラースケーターたち。振り付けもすごくいい。撮影に使ったこの距離を、先にほうきで小石を取り除いておく作業は大変だっただろうな。
こちらもすごくいい、大好きなノラ・ジョーンズのMV。
↑ Norah Jones - Tragedy (2016)
メロウな感じの音楽に合わせて滑る、いかにもアメリカのダイナーのウェイトレスといった感じの女性。こちらもスケーターは、キャンディス・ヘイデン。この人本当にいい。ただ滑っているだけだが、実はこの女性には深いストーリーがあるんだろうな、と思わせる映像。最後のカメラ目線もいい。
ついでにもう1つ、キャンディス・ヘイデンものを。
↑ Sigala - Sweet Lovin' (2015)
見ているこちらも踊りたくなってくるような、ノリのいい音楽とカラフルな煙をふんだんに使ったビジュアルがとてもいい。 やっぱりローラースケートには、カラフルな感じがよく似合う。
シェリル・クロウのこれもいい。
↑ Sheryl Crow - Roller Skate (2017)
なんだか、日曜の朝にのんびりこれを聞きながら滑りたい感じの曲だと思う。カラフルさだけじゃなくて、ローラースケートには普段着っぽいジーンズも散歩道も似合う。
こちらはヒット曲じゃないけど、ポップな雰囲気がとてもいい。
↑ Chris Tall - Roller Skater (2016)
やっぱりローラースケートには、ヤシの木とビーチ沿いのストリート、ショートパンツとハイソックスが定番。いまどきこんなハイソックス、私のいる街ではスケボー&ローラースケート屋さんでしか売ってないけど(笑)
アリシア・キーズも今年ローラースケートものを出した。
↑ Alicia Keys - Time Machine (2020)
昔っぽさが現代のセンスで語られていて、なかなかいい。
こちらは、グウェン・ステファニ。
↑ Gwen Stefani - Make Me Like You (2016)
最後の方にちょこっとだけローラースケートが登場。すらっとした足が美しい人だなぁ、まったく。
こちらは、最初の方にちょこっとだけローラースケートが登場する、懐かしのマライア・キャリーの曲。
↑ Mariah Carey - Fantasy (1995)
↑ こちらは最近公開された4Kバージョン。
懐かしい~。この頃のマライア・キャリー、肌がぷるっとしててあごのラインに幼さも残っていて、可愛かったなぁ。
シャキーラも、ビキニで滑る。
↑ Shakira - Loca (2010)
セクシーなシャキーラも、腰振りの合間にローラースケート姿を見せてくれる。
ローラースケートには古臭いイメージがついて回ることが多いが、その古ぼけた感じを逆手にとってノスタルジックに仕上げたノラ・ジョーンズや、新しい感覚で昔流行った蛍光色を斬新なビジュアルに仕上げたビヨンセのミュージックビデオは、何度見てもすごくいい。シンプルなビジュアルが、音楽の雰囲気にすごく良くマッチしているチェット・フェイカーもいい。シガーラのノリノリな音楽と、颯爽と街を駆け抜けるローラースケートにカラフルな煙を合わせたMVもすごくいい。シェリル・クロウの肩の力が抜けた感じもいい。この最初の5曲が私のお気に入り。
次は映画編に行ってみようかな。
ローラースケートの登場するミュージックビデオ、その2はこちら。
追記:マライアキャリーの4Kバージョンと、「ローラースケートの登場するミュージックビデオ②」の情報を追加しました。
ツイッターでもローラースケートについてつぶやいています。