自分が大切だと思って生きてきたはずだった
小さな頃から不健康。
高熱を出し、その度に点滴を打ち、全身麻酔での手術は10歳の時点で3回。
学生時代、胃腸炎は年一でかかるし、社会人になってからは生理痛が重くて大変。
妊娠すれば切迫早産だ妊娠糖尿病だで、私に頗る健康な時期はなかった気がする。
そして今、私は入院している。
「疲れてる?」「なにかストレスになるようなことあった?」「無理しすぎだよ」「ゆっくり休んでね」
たくさんの言葉をかけられて、私はぼんやりとした頭でぼんやりと考える。
私は、自分を大切にしてきたつもりだったんだけどな。
何も無理はしていなかった。
普通の人が普通にしていることを普通にやってきただけなのに。
思春期からずっと付き纏ってきた死にたさとか、そういうものの影は薄くなって、心身共に健康になった気がしていた。
私はこれからの人生、たくさん仕事して子育ても頑張って大切なものを増やしていこう!
そういうふうに、明るく楽しく生きていた。
のだが、そうではなかったらしい。
フル稼働していた機械が、強制的にスイッチを切られたような、そんな感じで今入院している。
以前も書いたが、私は自分の仕事が好きだ。
一生この仕事をしていくんだろうと思っていたけれど、なんだかこのままだと仕事を続けられないのかもしれない。などと思ってきた。
自分を大切にする働き方
こんなことをGoogleで検索するけれど、私はやっぱり今の仕事を今のペースで続けたいと思ってしまう。
自分が正しいと思ってやってきたことが、自分自身によって否定されてとても悲しい気持ちになった。
私はちゃんと、自分を大切にして生きてきたのにな。そうだったはずなのに。
自分の声を聞ける人はどのくらいいるのだろう。
自分を理解して、コントロールできる人になりたい。
人生の加速についていけなかったのだ。
気づいたら身体が使い物にならなくなってしまった。
ボロボロになった自分を見ると、愚かだなぁと思う。
「私は!」「私は!!」と声を張り上げるばかりで何も持ってないのだ。
ちょっと落ち着いてさ、水飲んで、深呼吸すればいいのに。
私は、私は、という声はもうガラガラで、そんなんじゃ誰も聞いてくれないのにね。
目を閉じて、耳を塞いで、お口にチャック。
頭の中も、海に漂うくらげのこととか考えてみよう。
自分を大切にする=仕事を辞めるではないから、一旦別の次元に行って戻ってきて、改めて自分自身と対話してみようと思う。
みんな、心身ともに健康であれ!
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?