「子供の先入観にとらわれない自由な発想」
先日、オンラインレッスンを実施しました。
「子供の先入観にとらわれない自由な発想」を感じたのでシェアします!
受講生は小学3年生の女の子で、少し緊張している様子。
まずは自己紹介から始めて、簡単なクイズでコミュニケーションを設けてから本題へ!
レッスンテーマは「カレー屋さんでお金を稼ぐことを考えよう!」です。
消費者側ではなく、商品・サービス供給者の視点は子供たちにとっては新鮮!
カレー屋さんの材料調達、価格設定、販売戦略を考えていきます。
その中で「予算」や「利益」という言葉も初めて知ったとのことでした!
販売戦略は「作戦タイム!」と称してワクワクできるようにしたりと子供たちが集中して学べる環境の工夫も欠かしません。
今回の考えてくれたカレーの価格は1560円!(お米以外の材料費は一皿当たり181.4円)
内心「高っ」と思ってしまいましたが、どんなカレーだったら1560円で売れるのか、販売戦略(作戦)を考えてもらいました。
最終的な作戦は以下の形です。
これを5分ほどで考えましたが、集客から接客、サービスの質向上など多面的に戦略を考えられていると思いました。
(作戦例)
・すわるせきをきれいにする。
・いらっしゃいませとげんきよく言う。
・チラシをイオンスーパーでくばる。
・サービスを付け足す。
ーおしぼりをだす
ーごはんおかわり無料
ーつけもの無料
ーのみもの飲み放題(水、コーラ、ファンタグレープ、コーヒー、お茶、カルピス、紅茶)
その後、需要と供給、価格による消費者とサービス提供者の反応の違いについて考えてもらおうとカレーの価格が300円の時と2000円の時のイラストを提示しました。
ここで興味深い回答をもらえました。
カレーの価格が2000円の時は
消費者側が渋い顔で、サービス提供者側は笑っています。(300円は逆)
「この二人はどういう気持ちかな?」
この問いに対して生徒からは
「お客さんは『まだ食べてないから高いな。。。』と感じていて、お店の人は『たくさん良い具材を入れたからおいしいよ』と思っている。」とのこと。
生徒は、お店の人の考えを「利益」ではなく、「サービスの内容」に着目して考えている。
お店の人のお客様に喜んでもらいたいという気持ちを汲み取った生徒に拍手を送りたい👏
今の子供たちにはより良い商品・サービスを提供したいという気持ちをもって、就職活動・起業などのキャリアデザインができるように私がサポートしたいと考えています。
保護者様からは、
「販売する側の視点で考えることはなかったのでとても良かった」
「ビジネスや経済活動の基礎を学ぶ貴重な経験になった」
と評価いただきました
子供たちは10年後20年後に社会に出て活躍します。
しかし、その時に必要な知識を身につけたり、社会(学校の社会科ではなく、より身近で直接的にかかわるもの)について考える機会は今の日本の子供たちには少ないのではないかと考えました。
そんな学習の機会を今後も提供していきたいと考えています。