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トークイベント「海外ダンス公演について」in 南阿豆ソロ公演2023
2024.11.24 20:20~
●アフタートーク
(テーマ) 海外フェスティバル参加についての感想、発見、報告など。
(ゲスト)
■渋谷 亘宏 ■山村佑理 ■AzumiPiano ■鍋島峻介
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↓下記、当日パンフレットに掲載させて頂いた内容です。
【質問1】 今まで参加山村佑理した海外のフェスティバルは
渋谷亘宏:2015 年釜山インターナショナルダンスフェスティバル
山村佑理:ダンスの国際フェスティバルは先日の NDA が初参加です。 2010 年ごろより、 アメリカ、 フランス、 スペイン、 ロシア、 シンガポール、 韓国、 香港などの、 ジャ グリングフェスティバルまたはサーカスフェスティバルに参加した経験があります。
AzumiPiano:ダンスフェスは NDA が初めてです
【質問2】 海外のフェスティバルにはまた行きたいですか︖
はい ×3 名
【質問 3】 上記、 なぜそう思ったのか、 理由があれば教えてください。
渋谷亘宏:国内にはない新しい発見や視点が広がり、 踊りに対する見方が変わるから。
山村佑理:心を打つ人や作品と出会えることが多いこと、 旅をするという経験をそこに集まる人 達と分かち合えることなど。
AzumiPiano:色々な国の多様なダンスが見たい、 というのが 1 番の理由です。 それが自分の嫌 いなダンスだとしても。 後は人との交流が楽しいですね。 今後公演のオファーは欲し いですけど、 コンペに出たいとは思いません 笑
【質問 4】 海外のフェスティバルに参加して、 大変だったこと、 苦労したことはありますか︖ また、 自分が得られたこと、 成長したと感じたことはありますか︖
渋谷亘宏:性格上、 自分をはっきりと提示しなければならないとこは最初は難しかったです。
山村佑理:この夏の韓国でも体調を崩しましたが、 旅の際には気候や風土に順応するのに苦 労します。 海外のフェスティバルでの上演は、 よく知らない土地でよく知らない人か らの反応を得られるのでフレッシュな気持ちになります。 見る側としても、 自分では 普段見ようともしなかったであろう作品を見ることになるので、 思いがけず素晴らしい 出会いがあります。 自分が上演すること、 の意味を捉え直すきっかけとなります。
AzumiPiano:フェスに参加することによって、 同じ作品を深めるチャンスになりました。 こうやって作 品創りに音楽家も一から参加できることで、 得られるものは沢山あります。 作品を 創り上げる過程が好きなので。 作品を海外のお客様に観て頂けるのはまず嬉しい です。 フェスティバルで、 有識者からのアドバイスをいただくのも楽しいです。 苦労し たことといえば、 NDA では熱中症になりかけました。 大邱の暑さに負けました。
【質問 5】 その他、 何かトークで話したいことがあれば、 教えてください。
山村佑理:誰かとではなく、 ソロで踊ることにこだわる理由は何ですか︖今回の作品についても もちろん、 今後向き合いたい創作や企画などあればお聞きしたいです。
AzumiPiano:ダンサーが生きていくにはどうしたらいいんですか︖
↓トーク出演者プロフィール
渋谷 亘宏
19 歳でストリートダンスを独学で始める。大学卒業後 USJ にてダンサーとして活動し、振付師としても活動 を始める。USJ のショーや T.M.Revolution、BoA、mihimaru GT 等のライブの振付も行う。30 歳の時、身 体への探究心よりコンテンポラリーダンサーへと転身し、東京拠点に国内外で活動。身体への探求心から独自 の呼吸法や身体操作スタイルを確立していく。シディラルビシェルカウイ等の作品にも参加。また、シルクドゥ ソレイユのポテンシャルアーティストにもなる。近年では、ミュージカル等の振付も行い、活動の幅を広げて いる。
山村 佑理 / ジャグラー
「新しいジャグリングをつくる」「小さいサーカスをつくる」を軸に活動。音楽もつくる。BAZAR、APINUN 主 宰。ダンサーや振付家、演出家、音楽家などと共同し、ジャグリングの振付や即興を研究する。2016 年フラ ンスのサーカス学校 LIDO 卒。
( 今後の予定 )
12/17『アキタジャムフェスティバル 2023』BAZAR with 佐市 / 伽羅 1/13 APINUN LIVE in Cabaret Cafe うっふ
あづみぴあの / ピアニスト・書家
ケルン音楽大学名誉教授ギュンター・ルートヴィヒ氏に薦められ内弟子として渡独。 18 年を経て帰国。近年は人や環境に呼応する即興演奏を軸にした独自のスタイルで、PNG 奥地やはっぴーの 家での WS、手相からイメージする即興【くらやみぴあの】等多様なライブを企画。劇場や美術館でのダンス・ サーカス・即興劇等との共演、映画への楽曲提供等、国内外で活躍の場を広げている。
( 今後の予定 )
横浜 cabaret cafe うっふにて 12/1・12/24・1/13 (APINUN) 公演します。 くらやみぴあのオンラインは新月と満月の日に不定期で行っています。 来年はリアル開催予定です
鍋島 峻介 / セッションハウス
早稲田大学商学部卒業後、平成 13 年 4 月よりセッションハウスに所属し、主に制作業務を担当。平成 25 年 7 月にはセッションハウス・レジデンスカンパニーのマドモアゼル・シネマがアヴィニョン演劇祭参加公演に制 作および舞台監督として帯同。平成 29 年にはメキシコツアーおよびエチオピアツアーに制作およびステージ マネージャーとして帯同し、現地交渉や制作行う。
( 今後の予定 )
2 月 17 日の「ダンス花」について。 「若手ダンサー支援プロジェクト」は、若手ダンサーに継続的な活動の場を提供し、観客との共有を通じてダン スを発展させることを目指したプロジェクトです。 U25 および U35 の若手ダンサーを募集し、それぞれ 5 組が「U25 シアター 21 フェス」および「U35 シアター 21 フェス」に出演します。選出された作品は「ダンス花」として発表され、セッション賞が授与され、優れた 作品は NDA に招聘。ダンス花公演には NDA2023in 大邱より 1 組のダンサーが招聘され 6 作品を上演します。 プロジェクトの進行は公募から始まり、レクチャー動画やテクニカルアドバイスを通じて作品が発展し、最終 的に 2 月 17 日の「ダンス花」で自作が発表されます。 プロジェクト監修者やセッションハウス理事によって出演者や賞の選出が行われ、公演終了毎にズーム感想会 を通じて作品が見直しを行います。
◎トークについて(南阿豆)
私は2022年韓国大邱国際ダンスフェスティバル((New Dance for Asia)に応募し、NDA賞を頂き2023年の出場権を得ました。この2年間、フェスティバルに参加させて頂き、そこで出会った日本人4人ともう一度話す機会を頂きたく、今回のトークで話し合いをさせて頂き、大変感謝に尽きます。
韓国という言葉が違う、 お客様 ・ スタッフに知人がいない環境で、 国の代表として2019にNDA賞を受賞後、2022 年 NDA に出演した渋谷さん、 2023 年 NDA に出演された山村さん、 Azupiano さん。 そして2023年にゲストとして出演したセッションハウスの鍋島さん。
その話のきっかけとして、 5つの質問をさせて頂いた結果をご掲載させて頂きました。当日の話しあいは、フェスティバル当日の話から、日本と韓国のコンテンポラリーダンスの違いから発展し、パプアニューギニアやヨーロッパなど、多彩な話へと展開し、話が尽きませんでした。
他国と日本を比較し、社会の中で活性化していない日本の舞台芸術の現状を悲観的に捉えてしまうこともありますが、日本の良さについても最後のお客様からのコメントも頂くことができました。
個人的には、現状確認をし、悩みや課題について話し合う大変貴重な時間となりました。このようなお時間を頂けたことに感謝致します。有難うございました。
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![南 阿豆 AZU MINAMI 日々のこと、身体と踊り。](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38196105/profile_9fb6baa4636f42086017f18ece87ef57.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)