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ライターになって1年が経ったので、振り返ってみた

ライターをはじめて1年が経ったみたい。(「みたい」なのはいつからスタートしたか曖昧なため)
この1年、ありがたいことにいろんなクライアント様に拾っていただき、ライターとしてなんとか暮らせるほどにはなっている。正直、ライターを始めたばかりのわたしは1年も続くか心配だったので、その頃の私がきくと驚く1年後になったのかも。

そもそもなんでライターになったんだっけ

わたしがライターになったのは、雨が降ろうが雪が降ろうが生理だろうが体調不良だろうが、会社に行かなきゃお給料が入らない働き方がつらくて仕方なかったから。
家からでたくない。朝はゆっくり寝たい。ずっと家にいたい。話しかけられたくない。誰にも邪魔されない自分の時間の中で仕事がしたい。できるだけのんびり暮らしたい。

こんな自分に対し「社会人として、大人としてどうなん」っていうのは、わたしが1番思ってた。いまも正直思う。けど、ずっとこの感情を持ち合わせたまま、正社員として働き続けることのほうが「無理やろ」って感じて、家でできる仕事を探してみたのが1番のきっかけだった。

わたしが家でできる仕事を探している時は、コロナの影響もあってか家でできる副業を始める人がかなり増えていた気がする。そのなかで人気の職業でもある「ライター」を見つけて「文章を書くくらいならできるかも?」って始めたんよね。

友達にも言われたけど、今思えば本当になめてるとしか思えない。わたしは特別文章を書いたり読んだりするのが好きなわけじゃなかった。なんなら、小学校6年生から中学3年生の読書感想文は、「1ℓの涙」の1冊で4回同じ内容を書いたくらい。でもそこは深く考えず、とにかくやってみようって行動したことで、今のわたしがある気がする。

とにかく書きまくった副業時代

いきなり正社員をやめてライターになる勇気はまったくなかったから、副業としてライターを始めることに。さっそくクラウドワークスに登録して、できそうなライティング案件に応募しまくった。

ほとんどは落ちたけど、本業が管理栄養士かつ製菓衛生士の資格も持っているということで、食品関係の記事執筆案件をすんなりゲットできた記憶がある。資格って裏切らんね。学校に通わせてくれた親に感謝。

初案件は12,000字の1,200円、驚異の文字単価0.1円。いま思うとよくやったなと思うし、実際書いててきつかった。それでも仕事がもらえるだけ嬉しかったなあ。もっと稼げるようになれば、仕事を辞められる!って。

だからこそ、最初は貰える仕事は全部受けていたと思う。仕事に行く前に書いて、帰ってからも書いて、少しの空き時間も書いて。書いて書いて書きまくってた。

正社員をやめてパートに

実際本当にずっと仕事をしていたので、夫から「体も心配やしやめてくれ」とストップがかかってしまった。「ストップがかかってしまった」とは言っているものの、休みなく仕事をし続ける生活に、わたし自身も息が詰まるのを感じていた。「こんなキリキリ働くの、ほんまにわたしがしたい生活やったん?」と考えたとき、違うなって明確に思った。「できるだけのんびり生活したい」。やっぱりこれは今も変わらんよねぇ。

じゃあどうする?ってなったとき、優先したかったのはライターの仕事だった。ライターとしてもっと収入アップしたいと思っていたのもあり、正社員をやめてライターをする時間を作ることにした。

週4で管理栄養士のパートに

正社員のときと同じ法人で、パートになることに。「家からでたくないのにパートする意味わからん」って思われそうやけど、完全にフリーランスでやっていく自信はまだなかった。というか、今もないのでこの働き方を継続している。

で、実際週4の8時間パートで働いてみた感想。
「正社員のころと変わらん」

週1日休みが増えると余裕ができると思ってたけど、全然。依頼も増えたことや、夫の仕事が忙しくなったことで全然家のことがまわらなくなってしまった。家はめちゃくちゃ。疲れ果てて自炊もできず、総菜やデリバリー、外食ばかり。心は荒むし、体重は増える。これもわたしのしたい生活じゃないと気づいて、パートを週3に減らしてみた。

このタイミングでもパートをやめなかったのは、単に自信がなかった。あと社会保険に入れるギリギリで働きたかったから。社会保険に加入できるのっていろんな面で大きいし、今いる法人の待遇の良さもやめられない原因。

逃げだと言われれば本当に逃げでしかないんやけど、パートを続けることである程度安定した収入は入ってくる。収入が不安定になって自分の精神が揺らぐほうが、外で働くストレスより大きいのではと思ったので、まだパートを続けている感じ。

あと、楽しくないけど管理栄養士の仕事が嫌いではないというのも大きい。

ディレクターになってみた

一心不乱に書いていくうちに「ディレクターどう?」と声をかけていただき、ディレクターも経験した。けど、全然本当にむいていなかった。やればやるだけストレス。

しかし、よく考えれば新卒で入った会社で働いている時、「人を動かす仕事や立場は私にはむいてない」と思っていた。
わたしが委託で給食を任されている現場で副店長に昇格した時。なにかあれば大声で呼びつけられ、自分で判断したらいいようなしょうもないことまで「どうしたらいい?」と判断を仰がれ、しょーもないことまで私の確認が必要とばかりに質問攻めにされて手を止められ、そのうえ誰かがミスをすると「みなみさんが言ったから」と私のせいになり、配膳ミスがあれば自分のミスでもないのに謝りに行き…。(なんぼでも愚痴でるわ)

正直、な~んにも楽しくなかったのを思い出した。自分の仕事をぼちぼちでやりたい、自分の時間の中で仕事をしたいってことに。ディレクターの仕事は現場とは違うかもしれないけど、人を管理するような仕事は、わたしには荷が重かったのだと思う。

ライターをはじめてみて、現場を離れても、仕事を変えても、大好きな家で仕事できるようになっても、わたしは人をまとめたり動かす仕事が好きじゃないと気づけた。でもそれは、チームで仕事をするのが好きじゃないというわけではない。

現場で働いているとき、ギリギリの時間内のなか、みんなで協力し合って配膳を無事終えられたときはやりがいすら感じていた。ライターになっても、ディレクターになってもそれは変わらない。

でも、やっぱり1人のライターとして書いていたいのかな。とも思うようになった。文章を読むことも書くことも、ライターをはじめるまでは特別好きなわけじゃなかったのにな。意外と楽しくライターを続けられてて、自分でも驚く。

ライターをはじめて驚いたこと

ターになってTwitterで同じライターの人を見るようになってから驚いたのが、今月どれだけ自分が稼いだのかっていう「収入報告」をしていること。「自分の給料さらしちゃうんや?!」ってびっくりした。

普通に社会で働いてて、人の給料がいくらかなんて聞く機会はそうそうない。気にならんかといったら嘘になるけど。はじめは「いいなあ、わたしもお金欲しい…」と思ってたけど、人と比べてもいいこと本当にないんよね。収入ももちろん大事やけど自分が楽しいか、やりたいかで仕事を選びたいとも思うようになってきたので、「ふうん」くらいで流すことにしている。

これからしたいこと

正直、どういうライターになりたいのか、1年やってみても定まっていない。でも、もっと記事を読む人のことを考えて書きたい。読む人にとって役に立つような、もしくは息が楽になるような文章を書きたい。時間をもっと上手に使いたい。でもたぶん、これはどれだけやっても自分のなかで納得できない気も…。

それと、本音ではパートはやめたい。パートに行くことが結構ストレスになっているので、もう少し自分のなかでライターに安定感がでてきたらやめるつもり。

あと、これは自分のなかでぼんやり思っていることで、まだ考えがまとまってないけど。SEOよりはコラムニストになりたいなあ。人の意見をさも自分の意見のようにしてしまうところもあるので、もっと自分の考えや日常に向き合うようにしたい。言語化できるようになりたい。

こうなりたい、こうしたいとつらつら書いたけど、正直書きたくない日の方が多い。1年たった今でも「のんびり暮らしたい」の気持ちは変わらない。

2年目も自分らしく、のんびり暮らせるように頑張っていこう~。

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