見出し画像

「結婚にしばられず、自由に生きる」とか言ってた頃の自分を、ぶっ飛ばしたい

こんにちは。みなみです。

最近、女性が自由に生きていくブームな気がしますが、自分が「自由」と「自分勝手」をはき違えた頃の話を書きます。

自立した女性になりたい?

私は、大学生のころから、自立した女性になりたい、手に職を付けたいと強く思っていました。

母のことが一つのきっかけです。
18歳で美容師を志し、鹿児島から上京した母。東京で出会った父と結婚、父の実家である山口に引っ越し後、自営業の妻へ。接客から事務まですべての裏方を支え、時には部屋に皿と箸が飛び交う夫婦の衝突、その後、店の事務所から母が一人こもる夜もあったと。

母が苦しんでいた詳細などを随分後になって姉(6歳上)から聞いて、18か19の私は、母を「憐れんで」いました。

母は自分の夢を捨てて結婚したのに、こんな田舎に来て苦しんでてかわいそう。私は母みたいにならない、「いつでも離婚もできるように」一人で生きていける力が必要だ!

母自身も「これからの時代は女性もしっかり働いて、活躍する時代」と言ってるし、20代の前半まで自立GOGOマインドはさらに加速。さらに無意識下で、同じマインドがもてない女性を蔑視したり、専業主婦の人の生き方をラクだなとか、バカにするような考えももっていたきがします。

ああ、自分が書くだけでも胸糞悪くなるので、読んでいる方の不快感たるや察しきれません。

離婚前提?


「いつでも一人で生きて行けるように」はいいとして
「いつでも離婚できるように」
ってどういうこと?

昔友人に突っ込まれたけど、今マジで思う。
離婚ありきの結婚かよ。

パートナーやこども、親、親戚たち、チーム結束ありきの結婚なのに、こんな発言、思い上がりもいい所。

離婚自体は否定しない。
でも離婚前提で考えるって、
あまりの身勝手さに当時の自分、マジでぶっ飛ばしてやりたいです。

しかも「自立した女性」みたいな薄っぺらいこといって、専業主婦を選んでいる人を馬鹿にする資格とか、おまえにあんの?

そもそも、家族はもちろん、33歳になるまでいろんな人に支えられて生きてきたのに、一人でなんて生きていけるわけないんです。
お前、青すぎ。

偉大な母、偉大な父


母は私が知っている世の女の中で、もっとも男気溢れる女。

母は苦しいことは幾多とあれ、自分の努力に酔うこともなかったし、自分の行動の始末は自分でつける、という気風の人でした。

結婚も出産も育児も、それ自体を嘆いて私に当たったり、その気持ちを主張して何かを要求することは、一度もなかったなあ…


そして忘れてはいけないのは、父。

ぶっちゃけ、デリカシーにかけるし、昔は他人を完膚なきまで論破していたこともあったみたいだけど

仕事に一寸たりとも妥協せず、鉛筆一本から小さな電気屋さんをつくり、維持し、細部の細部までお客さんと商品に気を遣う根っからの商売人です。最近私や姉にまで気を遣って、戸惑います。

「男は泣くのは人生で3度だけ。生まれた時と、両親が死んだときだ」

私は父が一度もなく姿を見たことが無い。
でもきっと泣きたくなる場面は、幾度とあったと思う。

同じ市内のチェーンストールのお店が次々と潰れていったときも、隣町にヤマダ電機ができた時も、小さな電気屋さんとしての生き残りの戦略を編み出し、数々の修羅場を潜り抜けてきた人。

ここは大反省で、私は父のことを、責めてばかりいました。
無知だったんです。

家族というチームをつくる

今はカンタンに離婚とかできちゃう時代だね。
でもそんな時代、離婚後、子どもはどうなるんだろう…と見上げても答えが出ない空をボーっと眺めます。

少なくともここまで5年間一緒にいてくれた彼、これまで色々ありました。

現時点で子どもを望まない理由は、上記の自分の精神的余裕の無さもありますが、(ここまで色々いっておいて)

生涯、子どもを含めた他人とチーム契約できるかに踏み切れない自分がいるのがいるからです。

長い先のことは分かりません。


でも離婚したらどうこうみたいな、ガキみたいなことは言わなくなりました。そして子どもをもっているご家族に海より深くリスペクトをするし、自分に子どもがいない分、その負担のちょっとだけ肩代わりするために、先生という仕事をやっているのかなーと思います。子どもは社会みんなで育てよう、みたいな。

今は二人チーム・運命共同体として、できる限り長く、楽しくやっていこうと思います。


みなみ


コーヒーをごちそうしてくれるとジャンプして喜びます!