シモガシハウスができるまで③
契約や手続き関係でも実はいろいろありましたが、長年の経験と積み重ねてきた信頼と人脈を駆使し無事に工事に着手できることになりました。
始まってからは早いものです。
建築のプロ、デザインのプロ、カフェ経営や店舗設計のプロが集まっているのでイメージの共有がとても早い。
打ち合わせをしながらも、解体工事や、決まったところからはどんどん工事も進んでいきます。
そんな中、まだ大事な「カフェ」のことが決まっていません。店舗デザインを担当する竹俣さんも、カフェをやってくれる人が決まっていない中でイメージがなかなか湧かないと言います。
オーナー自身がカフェを運営するという計画はひとまず無しという方向になったので、さぁどうしようかと考えていました。
「美容室兼カフェ」という話もあったりしましたが、昼はカフェ、夜はbarという方向に決まったので、場をシェアできるオーナー同士でなければいけません。昼は見つかったけど夜はこれから探すというのも運営に心配がありました。
どちらかしか知らず、あとはうまくやって!というのも無責任です。そうなると、同時に進められるカフェとbarのコラボレーションはもはや私がよく知る一組の可能性しかありませんでした。
カフェミカン&フードカフェレガーメです。
この地元に愛される2店舗が夢のコラボレーション。私個人的にも想像しただけでもわくわくしました。
その可能性を信じ、お二人にそれぞれ声をかけさせてもらいました。私からしたら普段からのつながりが太いお二人だったので、理念を共有するのに時間はかかりませんでした。
お二人とも気持ちよく快諾してくださいました。
オーナーさんにもお二人の人柄や評判も良く話していたので喜んでいただくことができました。
こうして、いよいよ役者がそろいました。
リノベーションに携わってくれる業者さんも普段から付き合いのある方が多く丁寧にお仕事をしていただきました。
元々リビングだったところをカフェスペースに。
そして、カフェスペースからの音楽ホールの一体感はどうか、外観も活かせるところはそのまま使用していけないか、大工さんも含め現場で何度も打ち合わせをしました。
私の美南の仲間のALSOKさんやNTTさんにもご協力いただきました。
こうして着々と進んでいき、あっという間に完成の日をむかえることになります。
つづく