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まちづくりをする不動産屋さんになるまで⑦

心境の変化

徐々に心境に変化があらわれてきています。

ビジネスの世界では「地位は人をつくる」という言葉があります。「それなりの地位につくと、その地位にふさわしい人間に成長すること」という意味です。これはビジネスに限ってのことではないのかもと思います。

私自身、自治会長として改善、挑戦をするこんな日々がくるなど思っても見ませんでした。一年間のみ「我慢してこなす」だけだったとしたら心境の変化はなかったでしょう。

「人を動かす」立場になれば「この人に言われたら仕方ない」「この人がやるならついていこう」と多少なりとも思ってもらわないといけません。

そのためにも、「いろいろちゃんとしよう」「真面目にこつこつやっていこう」「誰よりも詳しく、圧倒的な努力をしよう」と心境が変化していきました。

自治会長としての自覚

「会長」として様々な場にでることでさらにその意識が強くなっていきました。言行一致を心がけ、やるならやる、できないならできないとはっきりいう、行くと行ったらいく、そんな当たり前のことから徹底していきました。

さらには「普段の生活から誰に見られてもいいような振る舞いをしよう」と公の場のみならず、一人でいたとしても時間があれば勉強しています。

人前が昔から苦手(今でも苦手)でしたが、挨拶をする機会が増え、否応なしに人前に立たされます。

はじめはとにかく無難に早く終わらせたいと思っていましたが、組織の代表としてしっかりと伝えたいことを伝えようと切り替えてからはいくらか気持ちが楽になったものです。

自治会長3期目 全国紙に掲載される

気がつけば自然と再任する方向にレールが敷かれていました。そして、今回は不思議と抗うことなく受け入れていました。

自治会長3期目には、「自治会マニュアル」を導入し、毎年改善していくことにするとともに、会議は一時間以内に極力終わらせる、近いイベントがあれば同じ日にまとめて会議もするといった小さな工夫から取り入れていきました。

そんな矢先、某新聞社からも取材の依頼がありそんな取り組みを全国紙に掲載してもらうということがありました。

大きな記事ではないにしろ、全国紙というのはなかなか効果は絶大なもので、全国から問い合わせや相談、お手紙などいただきました。850万部の広告効果はなかなかでした。

ちなみに今でもやりとりが続いている人もおります。

会社員から経営者へ

そこで感じたのは、「自治会や地域が抱える問題ってだいたいどこも同じ説」です。水曜日の◯ウンタウンでプレゼンさせてもらいたいくらいですが、オチはつけられなさそうなのでやめときます。

冗談はさておき、実はちょうどこの時期、平行して仕事の方では独立、起業をしたばかり。仕事がなんだかおまけみたいな形になってしまっていますが、「まちづくり」と「仕事」という点と点が確実につながって、「まちづくりをする不動産屋さん」が徐々に形成されていきます…

よく勘違いされるのですが、「どうせ会社を初めて宣伝のために自治会長やってんでしょ?」と言われるのですが、自治会長の方が数年前でしばらくたってから独立起業しています。

実は、仕事のための自治会ではなく、自治会のために独立起業していた感も否めないかもしれません…

つづく…

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石井亮英
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