新築か中古か?
おはようございます。吉川美南不動産の石井です。
「新築か中古で迷っています。なにかアドバイスありますか?」
新築の方がいいに決まっている!そんな回答を待っているようでしたが、場合によってはそうとも言えないこともあります。
日本ではまだまだ新築主義が多いです。価格が大幅に変わらないのであれば少し頑張ってでも新築が良いというご相談は良くされます。保証の問題もありますがやはり気持ち的な面が大きいでしょう。
しかし、たとえば私の住んでいる美南地区で4000万円のご予算のお客様が、4000万円の新築と3500万円の中古を比べた場合、新築ばかりが選ばれるわけではありません。お客様が住まいに何を求めるか、優先順位はどうかによっては中古を選ばれることもあります。
A 新築:4000万円 駅徒歩6分 土地45坪 建物30坪 北道路 建売
B 中古:3500万円 駅徒歩10分 土地60坪 建物40坪 南道路 築7年 注文建築
上記のような物件を比較すると、駅から4分遠ざかり築後7年を経過していますが、500万円安く、土地は15坪、建物は10坪大きく、南道路になります。こちらは実際に販売されていた物件です。
どうしても新築ではないといけない!というわけでなければ、中古という選択肢を増やすことで思ったよりよい物件に出会えることもあります。
さらに、中古だと気に入った間取りがなかなか見つからないという話も聞きますがリフォームするという選択肢もあります。
予算は4000万円だとすると、上記のBで500万円かけてリフォームをすれば、間取りの変更からクロスや床板の交換、キッチンのグレードアップなどもできる範囲です。それで気に入った間取り、陽当たり、土地の大きさが手に入るのであれば悪くないお話ではないでしょうか(^^)
「新築」か「中古」という判断ではなく、住まいに何を求めるか?優先順位はどうかで住まい探しをすると選択肢は広がってきます。
海外では新築より中古の方が良いという感覚は普通にあります。それは立地が良かったり、使いやすいように手入れをされていたり、大事に使われていることが多いからです。
日本では木造住宅は20年ちょっとで価値が0円と言われますが、(この考え方も変わりつつあります)手入れしていけば30年、40年、それ以上でも持つものです。
しっかりメンテナンスしている中古の中には掘り出し物があるかもしれません。
私はホームインスペクターとしての見解もお伝えできますので気になる戸建がありましたらお気軽にご相談ください。(^^)