不動産の相談をするとき「知人」にはご注意を!
おはようございます。吉川美南不動産の石井です。
昨日のご相談の一つ。
「知り合いに自宅の売却を頼んでいてまだ媒介の途中なのですが、石井さんにお願いすることはできますか?」
たまにこのような相談もいただきます。
吉川市にある物件なのですが、市外の不動産会社に勤めている知人に依頼したということです。
経緯を伺ったところ、お知り合いの方は仕事関係でつながりのある50歳代のベテラン営業マン。
勤め先の不動産会社はそこそこ大きめで地域に根付いている会社とのこと。
媒介契約(自宅の売却を任せますという契約)をするまでは良かったものの、売却を任せて1ヶ月、2ヶ月となにも動きも報告もなかったそうです。
久々に連絡が来たと思ったら「大幅に値下げをしないと売れませんよ」というお話。そもそもその金額はその知人が査定した金額といいます。
はじめは知人だしあんまり文句も言いづらいなぁと思っていたそうですが、もう任せられないと思い「他に頼みます」といったところ、途中で解約するなら違約金が発生しますよと言われたそうです。
結論から申しますと、すでに信頼関係が破綻しているのであれば解約することもでき、違約金も発生しません。専任での契約のようでしたので2週間に一度の報告義務も違反しており、調べてみると流通機構への登録の義務も果たしておりませんでした。
なぜそんないい加減なことができるのか、私からしたら不思議でならないのですがおそらく、棚ぼた的にすぐに売れるかもしれないし知り合いだからとりあえず受けとくか、とでも思ったのでしょう。
住まいの売却をする際、業者選びはとても重要です。頼む会社や営業マンによって売れる金額が数百万円変わってくることもあります。
ただ「不動産会社に勤めている知り合いだから」という理由だけでなく、人柄や仕事の仕方などもしっかりと見てからお願いすることをおすすめ致します。
ただなかなか見極められるものでもないので、ちょっとでもおかしいな?と思ったらセカンド・オピニオンとしてでも構いませんのでお気軽にご相談ください(^^)