経済の地域内循環を目指す
おはようございます。吉川美南不動産の石井です。
持続可能な自治会運営に向けて日々考えては実践を繰り返しています。
兼ねてからやりたいと思っているのは、自治会内の経済の循環。
自治会に入らない理由としてよく言われるのは「仕事があるので!」があります。
確かに「仕事で忙しい中、地域のことなどやっている暇はない」という気持ちは分かります。
私も今の立場になることがなければ「仕事優先なので!」と、ずっと関わることはなかったかもしれません。
しかし、住人全てがその考えだと地域のコミュニケーションがとれず、ご近所さんの顔も分からず、まちをきれいにする活動もできません。
そうなると、災害時は混乱し、防犯対策にもなる地域の目も機能せず、安心安全に暮らすことが困難になるのではないかと危惧しています。
それらを考えると、地域活動はやはり安心安全に快適に暮らしていくうえには必要なこと。
その地域活動の一歩目が自治会活動なのだと思っています。
そこで思ったことは、「仕事があるから自治会活動ができない」というのであれば、自治会が仕事にとってプラスになればよいのではないかということです。
たとえば、
・建築会社にお勤めであれば知り合いが増え、リフォームの仕事につながるかもしれない
・電気屋さんであればエアコンの注文をもらえるかもしれない
・車屋さんであれば買い替えの相談をされるかもしれない
・飲食店であればお店にお客様として食べに来てくれるかもしれない
などなど。
個人的な考えとしては、自治会に加入するきっかけが「仕事をもらうために」、「顔を売るために」というきっかけでも全然良いと思っています。
会うたびにしつこい営業をされるのは困りますが、同じ地域に住む以上は、そこまで変なことはできないでしょうし、しっかりと役割は果たすでしょう。
会う回数が増えれば情も生まれ仲間意識が醸成され、いつの間にか「仕事のため」だったのが、自然と「地域のために」なってくることもあります。
そして、そんな地域のためにがんばっている人は仲間が増え、信用を得られ、気が付けば仕事につながっていたなんてこともあるでしょう。
信頼できるその道のプロが近くにいるのであれば知らない人に頼むより身近なその人に頼みたくなるものです。
勤めている会社からも、仕事につながるなら自治会活動でも応援しよう!と言ってくれるかもしれません。
会社としても、地域貢献している会社とみられ評判も良くなるかと思います。
そこから地域で起業するという人も出てくるかもしれません。
そんな循環が生まれれば、自治会活動による地域貢献も活発になり、地域で仕事がまわるようになってくるのではないかと思っています。そうなれば経済の地産地消にもなるでしょう。
お茶の世界にも「無門」という言葉があります。
恰好から入るもよし、軽い気持ちで入るもよし。
どこからでも入ってきていいですよ、ということで「門が無い」
入ってみることで良さに気が付く人もいます。
ボランティアではあるけども、自治会はなくてはならないボランティアに入るかと思います。
持続可能な運営にするためにも明確なメリットを感じてもらうことも必要なのではないかと感じています。
純粋に100%ボランティアの精神で多くの人が参加してくれることが理想なのかもしれませんが、完璧な人を探すより、そんな人財に成長していくような仕組みづくりが大切なのかと思います。
正解かどうかは分かりませんが、何もしなければ衰退の一途。
持続可能な自治会運営への挑戦は続きます。(`・ω・´)ゞ