令和の時代の持家派か賃貸派について考える
持家派か賃貸派かという議論はもはや永遠のテーマと言えるかもしれない。
それぞれメリット、デメリットがある。どちらが正解かは何を基準にするかによって違ってくるだろう。
著名人や経済人の中には「議論するまでもなく賃貸」と所有することのデメリットを掲げている方も少なくない。
たしかに損か得かといえば、わずかに賃貸の方に軍配があがるかもしれないが、老後の安心感といった気持ちの面では持家の方に軍配があがることもある。
戸建てやマンションを所有する維持費は賃貸に比べると確かに大きい。さらに賃貸は今後の人口減少を考えると家が余ってくることは予測がつき、そうなると賃料も下がってくると言われている。
人口減少していく地域では地価もさがってくると考えられる。所有する不動産の価値に関しては場所をよく選んだ方が良いだろう。
ただ、いずれにしろ住居費用というものはかかってくる中で、持家派の背中を押しているのは「団体信用生命保険」の存在も大きいかもしれない。
賃貸は一生賃料が発生し資産にはならないが、持家に関しては住宅ローンを返し終えれば資産は残り維持費と税金のみとなる。多くの人は賃料に比べれば少ない額ではないだろうか。
団体信用生命保険は住宅ローンとセットで加入することが多く、基本的には亡くなった時、保険で残債が返済される。残された家族のため、老後の資産としても安心感がある。
この団体信用生命保険だが、昔と違い今は様々な商品があり、内容が充実している。がんをはじめとする病気にかかり働けなくなってしまったという場合にも保険がおりる商品も多々ある。
費用は金利に上乗せされることが多いが、万が一働けなくなってしまった場合に保険が適用されローンが全額返済された場合は、その後の生活も安心しておくることができ治療にも専念できる。リスクマネジメントとして悪い選択ではないだろう。
他に保険に加入しているものと重複している場合などは見直すことによって家計が楽になる可能性もある。
そう考えたとき賃貸か持家どちらが安心か。
お客様一人ひとり正解はことなるかとは思うが、参考になれば幸いだ。