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暮らしをデザインするスタート地点
気づいたら11月の最終日。
今年は秋が長い気がして、それでももう冬に入りかかっているなあと感じている。
さてさて、今月から始まった新しい生活。
生活のリズムや家の中での動きにもようやく慣れてきた。小さなな部屋だけど、しばらくは家の中での動線に慣れなかった。家の中での動きって結構体に染み付いているもので、特に台所・浴室・洗面所辺りはついつい前の家での動きが出そうになる。
そういう小さな些細な、でも生活の中では割と重要な位置を占めている動きに、ちょっとずつ慣れていって、家と仲良くなっています。
新生活は日々、自分がどうしたいかを確認しながら、進んでいっている。これが非常に心地良い。
もちろん、時には自分の意志ではどうにもならない事態が舞い込んできたり、妥協せざるを得ないこともあるけれど、それでも、自分のペースで生活していけることの幸せを噛み締めている。
これまで、暮らすことや自分の居場所を整えることを、おろそかにしてきた。化粧品や体に取り入れるもの、どういう所で食事をするかとか、どういうお店から買い物をするかとか、そういったことに数年前からフォーカスしていたものの、それでも「暮らす」ということは常に一番身近に在るものなのに、なぜか自分から一番遠い存在だったように思える。
いつもどんな自分でいたいか、どんなことをしたいか、どんな人生にしたいか、そればかりに夢中だった。
そう、ちょっと痛い人だ。足元を中々見ようとしなかった。
新しい生活をスタートする際に、もちろんどんな風に暮らして行きたいか、少しイメージは膨らませてはいた。
でも、一旦そんなイメージや夢物語は横に置いておいて、着実に暮らしていこうって決めた。
日々、仕事をして、家事をして、ご飯を作ってささやかな晩酌をして、眠る。まあ、誰もが繰り返している日々の出来事だ。そんな日常に、たまにちょっとした楽しみが潜んでいる。本当にささやかだけど、このペースが今は心地がいい。
そして、ちゃんと日常を送っていると、余計なことに思考が行かない。
わたしに欠けていたものは「暮らし」だったのかもしれない。
これまで様々なことに振り回され、首を突っ込み、こっち行けば幸せなれるかも、あっちに行けばもっと良い自分になれるかも、という人生だったけど、そういうのが卒業できそうな感じ。
(「感じ」というのが怖いけど、、、笑)
暮らしをデザインする。
しばらくは地道な生活を、こんなカッコいい言葉で形容しながら、自分らしく生きていきたい。
今月はスタート地点に立った1ヶ月だった。
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