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マレーシアでICL手術をする話 2(検診)

その後シンガポールからクアラルンプール(KL)に異動しました。
レーシックは一旦諦めたものの、視力回復自体は諦めきれず、たまに思い出してはウェブ検索していました。

時は流れ2020-2021年。Covid-19が世界中で猛威を振るいます。
KLでは厳しい行動制限令が敷かれ、外出の自由すらなくなってしまいました。今できること、やりたいことは今やっておかないと!!!と思う様になり、視力回復を実行しようと思い立ちます。

10年もたてばレーシックの技術も変わっているんじゃないかな、私でもレーシックできるようになってないかな…との淡い期待を胸に、Google検索で評判の良さそうな眼科を探し、問い合わせを開始。

眼科1(O)へ
まず相談。
私「レーシックに興味があるんですが…」
眼科1「あなたの年齢だともう老眼。通常のレーシックは全くおすすめいたしません 当院のおすすめはモノビジョンレーシックです」

◎モノビジョン
要するにガチャ目。右目1.5,左目0.6みたいな感じ。良い方の目で遠くを見、良くない方の目で近くを見、情報は脳で統合されるので、しばらくは眼鏡も老眼鏡もなしで暮らせるという便利な方法...とのこと。

年齢的に老眼は正しいんですが、近視が強いおかげで老眼を感じず生きてこれていました。今わざわざモノビジョンにする必要がある?頭が痛くならない?といろいろ疑問がわきましたが、とりあえず検査を予約します(有料 MYR195/約5100円) 

予約時
眼科1「検査時には目の瞳孔を開く目薬(散瞳剤)を差すので、検査後も数時間は光をまぶしく感じます。ご了承ください」
私「じゃあ、車じゃなくてタクシーで来ないといけないですね」
眼科1「いえ、運転できますよ 車で来てもいいです」

Σ(●Д●)うそっ 危なくない?

帰宅後、自力で日本語ウェブサイトを検索すると、やはり「散瞳剤点眼後数時間は車の運転は危険です」と書かれている… 


検査日
自主判断でタクシーにて眼科1へ。2時間くらいかけてみっちり検査を行います。すべての検査終了後、スタッフの方(Specialist)と面談。
スタッフ「レーシックの他に、RLEという手術もあります。こちらいかがですか?」

◎RLE (Refractive Lens Exchange)白内障手術
眼内の水晶体を除去し、人口レンズを挿入する手術。

スタッフ「人は年を取ったらいずれ白内障になるので、必ず手術が必要になる。それなら今のうちにその手術をしておけば、視力も回復するし将来白内障の手術しなくてよくなるよ!」

Σ(●Д●;) 情報が新しくて追いつけない…10年前には聞かなかった…

いきなりの新情報に驚きましたが、自分で調べて考えて納得したかったので、その場では答えず保留にしました。

その後
私『言いたいことは分かるけど、まだ健康な私の水晶体を今除去する必要ってないんじゃないかな?大体白内障が出てくる頃には日本に本帰国済の予定だし、そうしたら保険が使えるし、何も今ここで手術する必要ないんじゃない?』
との結論に至り、後日RLE手術はお断りしました。ちなみに費用はMYR8000~10000/眼 (両目で約40万~52万円)。


話を戻しまして、再び眼科1
スタッフ「あなたの角膜は確かに薄めだけど、レーシックはできますよ。モノビジョンいかがですか?」
私「うーん、ちょっと考えさせてください」

眼科1で検査した際、「モノビジョンになったらこんな感じ」というレンズを検査用メガネ(レンズ取り外し可能)で装着しましたが、その状態でしばらく暮らしてみないと勝手がわかりません。眼科の椅子に座って遠くの視力表を見てるだけで、『こんな感じか、OK!』ってなる人いるの?と懐疑的になっていきます。

自宅でモノビジョンについて検索。合う人にはとても快適で便利そうですが、やはり合わない人もいるようです。モノビジョンになった時の様子を知らないといけないと思い、眼科1にモノビジョン時の度数を確認し、デイリーコンタクトレンズを購入して試してみようと思いました。

余談
散瞳剤点眼と検査後、ちょうどお昼ごろに眼科の外に出ると、全ての光がとてもまぶしく感じました。近場のレストランでランチしましたが、レストラン内の離れた場所ですら見えづらい。見えるけど見えづらい。しばらく屋内で大人しくしていたい…と思いました。慣れた道でほかの車が一台も通っていなければ運転は可能だったかもしれませんが、そんな道はありません。ましてやここはKL、運転はやや粗めです。タクシーで正解でした…。

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