女と男 なぜわかりあえないのか
男と女、いつまでもどこまでも相容れない性。
すれ違う欲望、思惑、仕草、行動パターンなど、男女の不思議について数々の学術研究を基に考察している。
そこで明らかになるのは、異なる遺伝子構造から来る生存戦略と種の保存のための目的の違いである。
身体的特徴だけでなく思考回路や心理感情までもが、男女間のホルモン量に関連している。
性的なフェチや流行するSNSでの承認欲求、昨今の婚活ブームやギャラ飲みなどにも全て説明がつくのに納得がいく。
リベラルな社会でジェンダーフリーを謳い、女性活躍推進を目指す社会がどれほど矛盾を孕んでいるか。
違いを受け入れることが重要とは言っても、異なる生物的役割を持って生まれた2つの性に同じ役割を与え同じ分配をしたところで何の解決にもならない。