Google 流 疲れない働き方 働き疲れた時の本
ピョートル・フェリークス・グジバチ著 SB Creative 出版 29.12.2020読了
日本人は疲れすぎている。
長時間働いても意味は無い。
時間のマネジメントをするより、集中力のマネジメントをしよう。
「フロー」状態に入れば、どんなに難しいことでもできる。
我を忘れ、時間を忘れ、何か自分よりも大きなものに繋がっている感覚になる。
ー 創造力・課題解決能力は4倍
ー 新しいスキルの学習スピードが2倍
ー モチベーションを高める脳内物質
(ノルアドレナリン、ドーパミン、エンドルフィン、
アナンダミド、オキシトシン)が放出される
ー 痛みや疲労を感じなくなる
<<個人がフローに入るための7つの要件>>
① 明確な目標
今何に取り組んでいるのか。何のために取り組んでいるのか。を明確にし自覚する
② リアルタイムのフィードバック
明確な目標に対し、どうしたらそれをうまくできるかをリアルタイムに把握し、
結果と行動の因果関係を常に掴んでおく
③ 難易度と能力のちょうどいいバランス
タスクの難易度を怯むほどではないが、少し手を伸ばせば届く程度に調節する
④ 大きな影響のある課題設定
ハイリスク・ハイリターンな挑戦を設定する
⑤ わくわくする環境
「新規性」「予測不可能性」「複雑性」の3要素が高い環境を作る
⑥ 全員が没入できる環境
全身を動かして5感をフルに活用してタスクに取り組める機会を作る
⑦ パターンに気づき、パターンを壊す
<<チームがフローに入るための10の要件>>
① 明確な目標の共有
組織としての目標を明確に全員で共有する
② 活発なコミュニケーション
定期的にフィードバックし合う
③ コントロール感
自分の信じることを選択し挑戦できる自由、
そのためのスキルを高められる成長機会を感じる
④ リスクの存在
失敗する可能性のあることに挑戦する
⑤ 厳しさ
馴れ合いではなく、厳しい環境を自ら作り出す
⑥ 平等な参加
チームの全員がプロジェクトにおいて等しい量の役割を担う
⑦ 共通言語
集団の中での共通言語や知識ベース、
暗黙の了解に基づく特定のコミュニケーションスタイルを持つ
⑧ エゴを越える
チーム全体が謙虚になる
⑨ 傾聴
目の前の会話に完全に耳を傾け合う習慣を持つ
⑩「YES and...」
「確かにそうだよね、それに加えて」で会話を始める
大事なことは「好奇心を持って集中すること」。
マインドフルネス瞑想では、落ち着いて深呼吸し、
自分の周りの出来事を周辺視野で捉える。すぐに反応したり、
反射で仕事をしない癖をつける。
集中してパフォーマンスが発揮できる環境を自衛せよ。
落ち着いて、安心して、人と話ができる場所を確保するのが一番。
疲れた時は頑張らない。
<<疲れる組織>>
・・・忖度が多い、本音を言わない、リスクが取れるだけの信頼感がない、
役割も期待されていることも曖昧、何かあったら誰かのせいにしようとする
<<疲れない組織>>
・・・わからないことはわからないと言える、本音が言える、
リスクを取れる信頼感がある、役割と期待が明確、
失敗を開示し組織として次に繋げる
Manage your manager
競争しない。攻撃ではなく、全体の流れをとらえる。
自分の感じた違和感を無視しない。
違和感を感じたまま仕事を受けてしまうと、
望ましくない関係のループに巻き込まれる。
マネジメントをどう動かすかを含めて、
どうアウトプットを出すかに責任感を持つべき。
過去の自分を振り返り、自分の軸を持てば、自由に理想を実現できるようになる。
<<自分の軸を見つける質問>>
* GIVE = 仕事を通してもたらしたいこと
パッション
・自分は仕事を通して世界に何をもたらしたいか
→人々の生活が向上したり、知識が増えてできることが多くなったりするような
手助けがしたい
・どんな世界が見たいのか
→多くの人が温かい家でご飯が十分に食べられて、安心して生活できる世界
・どんな世界にできあがってほしいか
→心の豊かさが広がる世界
ミッション
・自分は何がしたいのか
→恵まれた環境に生まれ育った者として、恵まれない環境にいる人々の助けをしたい
・自分の野望は何か
→どんな環境でも生きていける、そこで必要なものが何か分かり、それを与えられる
・ミッションに活かせる自分の強みは何だろう
→継続力、忍耐力、語学力、共感力、察知能力、適応能力
コミュニティ
・自分のサポーターは誰か
→家族、友人
*TAKE = 仕事を通して得たいこと
・自分は仕事を通して何が得たいか
→自分自身の成長、関わった人々が笑顔になること
・なぜ、それが大切なのか(3回深掘りして)
→知識やスキルを増やし、それを活かすことで感謝されたい。
それがあるから必要とされるし、必要とされるために
知識やスキルを得たいと思っている。
・何を持って仕事をしたと言えるのだろう
→課題を解決できた時
・どうして今の仕事を選んだのだろう
→世界のいろんな場所でいろんな人と働いて、旅ができる。
どこでも共通して必要とされる仕事だから。
空港や港という世界と繋がる場所で仕事ができるから。
・昨年と今年はどういう風に繋がっているのだろう
→タイから日本へ拠点が移り、日本人1人の働き方から、
チーム内で上司を複数持って働く働き方へ変化した。
タイでの結果は出てないと言えるから、
ステップアップするには結果が欲しいと思っている。
・昨年と今年はどういう風に成長しているのだろう
→進み方がわからないとき、相談してもいい相手が見つかった。
経営者の目線で考えることで、取り組んでる目の前のことから距離を置いて
物事を考え直すことができた。
上司は完璧ではないし、変われるのは自分だけだと学んだ。
・自分の強みは何だろう
→前向き、他人のいいところを見つけられる、とにかくやってみる
・人にどんな支援をされたいか
→道を外れていたら教えて欲しい