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マネージャーの教科書
ハーバードビジネスレビュー ダイヤモンド社 28.7.2020 読了
新任マネージャーが陥りがちな仕事上の出来事を、複数のロングセラー論文より紹介。実際の例をもとにリーダー・課長になったら知っておくべきノウハウを説明。
とかく部下はマネージャーたるもの最初から完璧で、
チームメンバーのこなす全ての業務を把握し、
スケジュール管理していると思い込みがちである。
しかし実際は完璧な人間など存在せず、
誰でも初めての経験となるのだから、適切にフィードバックしたり、
熟練マネージャーなどがコーチングすることが重要である。
新人マネージャーにおいては、自分の言動がチームに及ぼす影響を弁え、
気軽に全ての思惑をさらけ出すべきではない。
情報公開、共有の大切さはあるものの、
チームメンバーから自分のあるべき姿というものを思い描きながら発言すべきである。
それは発言にとどまらず、人間関係の構築にも関わり、
軽視されがちな上司に対するマネジメントの重要性を含んでいる。
常に部下と上司の板挟みである新人マネージャーは部下の業務管理をしながらも、
上司の抱えている問題・課題・上司の上司に対する期待などを
常に念頭に置いてちょうどいいタイミングで報告・相談をこなすべきである。
現代においては仕事に直結する業務関連の人脈だけでなく、
業務外の人脈から新たなアイディアや他業界の知識を得ること、
影響力のある人脈から仕事に繋がるようなサポートを請うことが
重視され始めている。
マネージャーにチームメンバー以外の人脈形成を促す
仕組みづくりをしている会社も少なくない。
自分が上司・マネージャーに抱いていた理想像は現実には存在せず、
自分が同じ状況になって始めて、
そのポジションでしか知り得ない悩みや問題が出てくることが分かった。
そうであれば部下のうちからそれを予想し、
壁につまづいている上司を助けるのが本来すべきことだったのではないかと
過去の自分の行動を反省した。