無思考国家 日本の裏側を知る本
コロナ騒動の裏で、日本社会の根幹が揺らいでいる。
福島原発事故の検証及び被害補償、ワクチンの安全性、RCEPの議論内容、止まることのない国債発行、見直されることのない官僚体制の既得権益。
解決すべき問題はたくさんあるのに、優先順位は決して国民目線になることはない。
愚民として国民を見下した政治家が、碌な議論もせず説明も曖昧なまま突発的な事件に肖って法令を通す。
それは戦後日本がこれまで築き上げた教育と政治体制の賜物。
貧しくなった国民がその状況を作り上げた政党を支持し続けるのは、メディアによる印象操作と難しいことを考えず現状が正しいと思い込みたい人間心理による。
メディアは政治の言うままに、政治は多国籍企業の言うままに、真実とはかけ離れた虚構が人々の影響を与える。
テレビや新聞はもはや独立した視点など持ち合わせていない。
「監視警察国家」
「知性が武装解除される」
「忘却による支配」
「デジタル監視社会」
「日本の植民地化」
「帝国官僚制」
「恐怖政治の兆候」
「公共放送がフェイクニュースを流す」
「グローバル資本が立法集団化する」
「人間の命が紙のように軽い時代」
ヒトラー政権下のドイツを比較対象にあげながら、日本がすでに戦時下のようなファシズムに向かっていると警鐘を鳴らす。
国民が思考を停止した今、社会は施政者の思うがままである。
国民が奴隷になって命を削り、資産家である多国籍企業に恩恵をもたらす図式が出来上がった。