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1.記念日からの出発

私の人生で大事件が起きました。
学生時代に自称イラストレーターを名乗り始め、現在はプロとして3年目(2014年)を迎えたそんな中、なんと偶然にも私の最初の絵本が発売された大切な日に、この連載がスタートすることが決まったのです。
緊張でいっぱいですが、イラストと共に皆さまにいろいろな話をお伝えできればと思います。

私は絵本作家・イラストレーターをしながら、小児がんに関する活動にも参加しています。
自身も13歳の時に小児がんの一種、急性骨髄性白血病を経験しているからです。骨髄移植もしましたが、たくさんの人に支えられ、今では元気に生活することができています。

小児がんとは15歳以下で発症するがんの総称を指します。
小児がんは発症例が少なく、それ自体があまり知られていません。
そのため、偏見などがあり理解をしてもらうのが難しいのです。
ほんの数十年前までは不治の病と言われた小児がんですが、今では患者の約8割が病気を克服できる時代になりました。

ただ、成長中の体に強い治療をするため、”晩期合併症”という後遺症が起こる可能性があるのです。
発症の有無や症状などは人によって違いますが、低身長や2次がん、不妊などの晩期合併症と一生付き合って行かなくてはなりません。
治療が終わっても、一生、晩期合併症と向き合っていかなくてはならないのです。

小児がんを克服した子どもたち、現在病院で闘っている子どもたちが明るい未来へ進んで行けるように”小児がんについての理解を広げたい”と、活動している方々が全国にはたくさんいます。
私も微力ながら、少しでもそのお手伝いができれば嬉しいです。

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*「ライオンデイズ~いつも夢の近くに~」は2014年〜2017年に掲載されたものです。
文章は追記、修正している所もございます^^
記事は掲載当時の順番とは異なる事があります。


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