次のステージに行きたい時は #人生に効く昔話の処方箋
何となく行き詰まりを感じる、
今いる会社や立場が居心地悪くなってきた時には
日本の昔話「聞き耳ずきん」をどうぞ。
正直者の男が、ネズミの親子を助けてお礼にもらった「聞き耳ずきん」。かぶると鳥の鳴く言葉がわかる。
聞き耳ずきんをかぶった男は、カラスの会話を聞いて、庄屋の娘の病気の原因を知るんだけど、
それは「門の下で蛇とカエルとナメクジが生き埋めにされて死んでもいがみあっている」という何とも不思議なものだった。
男が「こりゃあ、いい話を聞いた」
と、門の下の蛇とカエルとナメクジを掘り返し、供養すると娘の病気はあっという間に良くなり、庄屋の婿になりました、めでたしというお話し。
私たちは、意識せずにいると
いつの間にか同じ周波数の音、同じ種類の人、同じ世界の人の言葉ばかり聞くようになっている。
目にするものも、耳にするものも
ネット上でリコメンドされて
アルゴリズムで決められた「自分」
に最適な言葉だけに囲まれていく。
行き詰まった時、
次の場所に行きたい時は
聞き耳ずきんをかぶり
いつも聴こえている声を一旦シャットアウト。
いつもは聴こえない声を聞こう。
人によって
それは鳥の声や波の音かもしれない。
接点のない業界で働く人の言葉かもしれない。
生まれたばかりの新生児の声かもしれない。
普段、聴こえていなかった言葉を聴いて
不思議な話でもピンと来たら
「こりゃあ、いい話を聞いた」って
言って動いてみる。
今、行き詰まっているのは
まだ聴いてない言葉があるだけ。
そろそろ次のステージに向かうあなたに
聞き耳ずきん、
おひとつどうぞ。
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