部下が育たない、子どもが伸びない時には #人生に効く昔話の処方箋
部下が思うように育たない
子どもの力が全然伸びない
そんな時は日本の昔話「一寸法師」を。
一寸法師は、子どもの出来ない爺と婆が神様に育て子として授かった子で、いくら食べさせてもどんぐりの大きさのままだったが
「家が貧乏なので自分が都で稼いでくるから縫い針とお箸、お椀を用意してくれ」と爺婆に頼み、お椀で旅に出る。
都に出ると、鬼の口の中に飛び込み撃退して、姫を助け、打出の小槌で背も伸びて、姫の婿になってめでたし、というお話し。
一寸法師のような「小さ子譚」は様々な形で伝わり、多くは神からの申し子なのだが
しかし、爺婆の一寸法師への信頼たるや。
自分の部下が、子どもが
どんぐりの大きさだったら
言われるがまま針と茶碗と箸を渡して送り出せるかな?
心配で誰かと一緒に行け、とか自分がついてくとか、もっと安全な移動方法はないのか?とか
口出しちゃうよね。
周りと比較して、小さすぎを心配しちゃったり。
あーあー、だから
育たないんだよね。
小さくとも
信頼して送り出す。
一寸法師が、旅の途中で
小さいことを逆手に取って協力者を得たり、
鬼を退治したように
何が強みとなるかも、本当は誰にも分からない。
だから周りの空気を読まず、比較せず
信頼して送り出そうか。
爺と婆のように。
目の前に縁のある人は
全て神さまからの申し子みたいなものだから。