マウンティングされて嫌な時は #人生に効く昔話の処方箋
誰しも自分を認めて欲しい、
当然の欲求だ。
でも時に方向を間違える。
「かたやきパン」は
カマドから逃げ出したパンが
持ち主の父ちゃん、母ちゃん、子ども達から逃げ、道端の井戸掘り人夫から逃げ、溝掘り人夫から逃げ、クマからもオオカミからも逃げることができたのに、最後に出会ったキツネに、食べられちゃうお話。
かたやきパンは、出会う相手みんなに
「おれは、みんなをかけっこで負かしてきたんだ!お前たちにもつかまらないぞ〜!」
とマウンティングし、挑発して逃げているけど、最後のキツネは挑発が聞こえないフリをして、更に挑発させ、かたやきパンを近くにおびき寄せてパクリと食べちゃったんだよね。
逃げる、という目的を忘れて
かけっこの速さや、振り切った人の多さを自慢して挑発することに一生懸命になってしまった
かたやきパン。
自分の凄さを認めさせることに
躍起になってると
その道の先は、キツネの腹の中。
自分がかたやきパンになっていたら
その場で一旦立ち止まろう。
そして
マウンティングして
追い抜いて行く人は
気にせず
見送ろうか。
後のことは、キツネに任せて。