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絵本づくり教室2回目

今回は各自で作ったコマ割り表(見開き状態のコマの中に絵本の展開を書いたもの)を持ち寄る。

わたしのコマ割り表は、先生から「キャラクターの線や全体的な展開は良いけど、出来事が並んでいるだけで理由づけがなく、感情があまりにも削ぎ落とされている」とコメントをいただいた。

はじめ聞いたときは、先生の言葉の意味をすぐに理解するのが難しくて、「えーと・・えーーーと・・・」と戸惑ってしまったが、自分の作ったものを見直してみると、たしかに「〇〇は〜〜と思ったので**しました」というような説明は一切書いていない。

ちなみに絵本のテーマはケンカで、子たちの実際のやりとりをそのまま描いた。
だから、先生から「なぜこういう展開になるのか」と尋ねられたとき、わたしにとっては全部事実だから「こういう展開になること」自体に違和感も疑問も抱かないことに初めて気づいた。子たちがなぜそうしたかも、深く考えていなかった。

事前情報をまったく持たない人が読むなら、状況説明がいる。
そりゃそうだ。

いやー・・・・それーーー・・・知ってるじゃん・・・。
かつて面白い文章を書く先輩から「状況描写が大事なんだよ」と教えてもらって以来、わたしも文章を書くときには気をつけてきた・・・。絵本になったら絵があるしな、とバッサリ省いたけど、そういうことではなかったのである。

状況説明をバッサリ省いた絵本は世の中にあるし、わたしはそういう絵本も大好きだけど、わたしが書こうとしている絵本には、説明があった方がいいということ。

あぁー・・・・・。

なるほどである。見てもらえてよかった。

書き直そう。がんばろう。

そのコマ割り表以外にも、どんな紙でどんな画材を使って描くかなど、次回までに考えて決めることが盛り沢山で、わたしの頭の中ははち切れそうだったけど、教室を出てから北へ東へとにかく歩いて、肉体的に疲れたところで、自宅の近くまで一本で連れていってくれるバスに乗ったら、ちょっと楽になった。
頭と気持ちがモジャモジャしたら歩くに限る。
全部スッキリとはしてなくて、まだ途方に暮れそうな気持ちもちょこっと残ってるけど。

おやつ代わりに夫が昨日作った巨大塩むすびの半分とキムチを食べる。
疲れたときの塩むすびって、なんてうまいんだろう。むしゃむしゃ。

次回はコマ割り表を完成させて、ダミー本(絵本を製本したあとの原寸サイズの下書き)もできるだけ完成させて持っていく。

サポート頂いたら、画材か紙か学びに投資させていただきます!