私の暮らす街
ガタンゴトン、ガタンゴトン
カンカンカンカン
私の住む街の音は、朝も夕暮れも絵になり、のどかで 大好きです。
はじめまして、都電の走る街で猫と暮らし小さなうつわを作っているみなかわねこです。
机と小さな窯の並ぶ小さなアトリエで、ラジオと猫を相棒に、のんびり小さなうつわを作っています。
私の作ったうつわが目にとまり、ほっと心穏やかな優しい笑顔になる様子を想像して、私もうふふと楽しく絵付けをしています。
このブログものんびりペースで、楽しく続けますので、どうぞよろしくお願いします。
以前住んでいたところと今のすみかと、合わせて20年ほど都電の走る街暮らしです。
東京の東側、浅草や上野に近く下町と呼ばれるあたりです。
と言っても、観光スポットは少なく雑誌に特集される機会もそう多くはない街です。
この街に移り住むきっかけは、
革、金具、布など材料屋さんにも近く、職人さんも多い街で、ものつくり大好きな私にはぴったりと感じたからでした。
当時に比べると、マンション増え人の行き来する音が大きくなりましたが、路地裏では、ものつくりの音がまだまだ残っています。
ガラガラガラガラと、店先で金属を磨く機械の音。
ガタン、ガタン、ガタンと、のんびりしたリズムで、型を抜く機械が休まず動いている音。
シューっと、強く空気を吐き出し、塗料を吹き付けている音。
実際に働いている姿を見られるわけではありませんが、街の音から、この街の真面目に働く人やその専門の職人さんの存在を日常に感じます。
制作の音も作り出す人の存在も、良いなぁと思うようになりました。
私の足は、ちょっと大きめの自転車です。
大きな電気屋さんやホームセンター、荒川にはない隣の区のスターバックスへは、自転車で出掛けます。
一番近くの有名スポットあらかわ遊園は、自転車ならすぐです。
小さな観覧車のある青空を期待して、遠回りに買い物に出掛けたり。
迷路のような住宅街の路地で、人形焼きのお店を見つけたり。
気分転換にふらふら出掛け、徘徊しすぎて迷い込むこともたまに。
お気に入りの風景や長く住んでもまだまだ小さな発見が転がっている街です。
目を瞑り街の音を思い出すと、ものづくりの制作に向かう人のシルエットや夕日の中の都電、観覧車が思い浮かびます。
皆さんには、そんな街の音や景色が少し伝わりましたか?
みなかわねこのうつわは、こんな街で作られています。