占星術で見る3ヶ月間の動き【2023年冬至~2024年春分】
2023年12月22日の12時28分頃(日本時間)、太陽が冬至点を通過します。この瞬間の星の配置をチェックすることで、12月22日~2024年3月20日(冬至~春分)までの約3ヶ月間の世の中の動きを見ることができます。
2023年冬至の星読み
お金に関わる事に楽観的なムードが漂いそう。何らかの収入がある、経済的に良くなると感じることで心が落ち着く人も多いでしょう。あるいは、人々の精神面・情緒面を満たしてくれる物やサービスが売り上げを伸ばすかもしれません。
しかし結局のところ、個人的なレベルでは「自分でなんとかするしかない」という結論に行き着きそうです。あまり期待せず、初めから自分を頼みとする方が、最も穏便でうまくいくと思います。
社会的に高い地位にある人や組織は、これまでどおりの安定した形に執着し、それを維持しようとします。発信されてくる言葉は耳触りが良いものの、内容がコロコロ変わる恐れあり。どことなく危なっかしい気配をはらみながらも、表立っての批判はあまり出なさそうな雰囲気です。
社会的な立ち位置や宗教的価値観に関わる領域に入った火星が、太陽(国の中枢)と結びついているので、日本も国際紛争の火種と無関係ではいられないのかもしれません。この火星と太陽は深く結びつきながらも、お互いのことが見えなくなりつつあります。日本という国の立場をいかに表明し、争い事を回避するのか、難しい判断を下すことになるのでしょう。投げ出したくもなりますが、逃げることはできません。
社会全体として、恐れや死に関わることを甘く見ているようです。一方で、不安な気持ちに応えるような奇抜なビジネスも出てきそう。しかしながら、このようなビジネスはすぐに飽きられて、長続きはしそうにありません。「お互いに助け合いましょう」といった共感をあおるような謳い文句は要注意。
「他人の気持ちの奥底までは、そう簡単にはわからないものだ」と知っておくこと、「自分にとって満ち足りた日常に必要なものは何か」をイメージしておくことが大切です。これらは、甘い話に乗らないための支えであると同時に、火星が示す争いに反発する力ともなるものです。けれども今は、このような考えが認識されにくい時期でもあります。だからこそ皆が恐れに対して鈍感でいられる、とも捉えることができます。
今後、困っている誰かに対して一般市民から支援の手が差し伸べられることで、見えない場所で少しずつ、行き詰まった状況を転換していく道筋が生じてくるかもしれません。それは目立たないものですが、既存概念にとらわれた国の価値観へと影響を及ぼせる可能性を秘めています。