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占星術で見る3ヶ月間の動き【2023年秋分~冬至】

2023年9月23日の15時50分頃(日本時間)、太陽が秋分点を通過しました。この瞬間の星の配置をチェックすることで、9月23日~12月22日(秋分~冬至)までの約3ヶ月間の世の中の動きを見ることができます。


2023年秋分の星読み

他者の顔色を窺って、本音と建て前の間で動けずにいるような空気感。個々のレベルでは、世間の意見に流されたり、人を当てにした甘い見通しが出てきたりしやすい傾向あり。ただし、何かに自分を委ねることは、人に出し抜かれる危険と隣り合わせだと意識しておきましょう。

月-水星-木星は、土のサインで緩やかなグランドトライン(大三角形)を形成。集団・組織の中で心地良く過ごすために、相手に好意を持ってもらい引き立ててもらえるようなコミュニケーションが発達しています。しかし、どこか納得のいかないギクシャクした感情を抱えて、息苦しくなっている面もありそう。人々が対等な関係で向かい合い、素直に自己表現できるような信頼関係を望む欲求が多くの人に共有されていきます。

太陽-天王星-冥王星も、太陽が秋分点を通過する(天秤座に入る)直前まで、土のサインでグランドトラインでした。世の中に避けられない何らかの大きな動きがあることを、直感的に知ることのできる人達はすでに存在しているはず。自立した意思で考え、それぞれがアイディアを表に出して、動けない状態から抜け出す手段を模索しようとするでしょう。

社会に向けて自分を打ち出す動きは、「自分の好きな事で認められたい」「人を喜ばせる事がしたい」といった穏やかな形となりそうです。人の意見に自分を柔軟に沿わせるのではなく、『相手を喜ばせることで自分も喜びたい』『やりがいを見いだしたい』といった“私の幸せ”にフォーカスしてくるとも捉えられます。
その一方で、私達がこれまで築き上げてきたもの(先達から受け継いだものも含めて)を「どうにかしたい!」という思いも出てきます。負の遺産に対して怒りを感じ、乗り越えようとする動きです。ただ、この領域に手を入れることには痛みが伴い、そう簡単には進みそうにありません。

現状をしんどいと感じていてもなかなか動こうとしない世の中は、痛みを認識することを否定し抑え込もうとして、両者の間に摩擦が生じるかもしれません。しかしながら、いずれ不要となったものに見切りをつけ、新たな道に進まなければいけないことは誰もがわかっているはずなのです。変わりつつある現実に気づきながらも、現状維持を望んで足踏みするような、どことなく停滞感を感じさせる星の配置です。

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