自然と人が共に暮らす場所
ここまで、4人のライターさんに素敵な文章を書いていただきました。そのみなさんと雲ひとつない空と綺麗な山々に囲まれたみなかみ役場で初めて会った日、「はじめまして」なのに沢山話して沢山笑ったのが今でも印象的です。私がみなかみの「人」を好きなのはこういうところです。
その素敵な4人に加えて、ご挨拶が遅れましたが5人目のライターの私(みひろ)が、これからいろいろな目線でみなかみのことを紹介できたらと思います。
みなかみのことを紹介・・と言っても、私はみなかみ町に住んでいても日々初めて知ることや驚きが沢山です。
なので、私もこの機会に文章を書きつつ
町民「だから」分かることはもちろん、町民「だけど」気付かなった魅力をみなさんと共有し、一緒に楽しめたらと思います。
日々変わる、でもいつもそこにある景色
もうすぐ11月も終わりを迎えます。
10月中に文章を書こう書こう・・・と思っていたところ、やはり秋シーズンのみなかみ町にいると自然の変化に心を奪われてしまいます。
(言い訳タイム スタート)
「あの山に行って紅葉を見に行こう!」
「あの田んぼが今一番に輝いているから見に行かないと!ついでにお手伝いも!」
「あったかい陽気なんだから、利根川の近くでおにぎりを持ってゆっくりしたい・・・」
などなど、そんなわけで手が動かず今頃になりました。
(盛大な言い訳タイム終了)
しかし、言い訳といってもみなかみ町で自然に囲まれた空間で四季を存分に感じられるのは本当のことです。ここで少し振り返ってみると、10月はなんといっても「お米」の変化が大きかったように感じます。
▼10月上旬 稲の様子、さんぽ道で▼
稲穂が風に揺れてふわっふわっ
夏は綺麗な緑色を見せてくれた稲は、10月ごろには沢山のお米をつけてキラキラしていました。どんどん稲刈りが始まって、地元の知り合い農家さんから美味しい新米が届くころです。この時期になると家族と「稲刈りが色々なところではじまったね!」「もうすぐ新米だね〜」と新米わくわく話が広がります。新米をニュースで知るのではなく自分たちの目で変化を見て・感じて・一緒に楽しむことができ、自然と人が共に暮らしていることを感じられるこの生活が、私にとってはこのうえない幸せです。
さてもうすぐ12月になります。徐々に谷川岳が白くなり、また違った表情を見せてくれています。それも、なんと最近初雪?が降りました。こんな日にはまた遊びたくなっちゃいますね。
▼11月27日 一面雪景色▼
時間と共に日々たくさんの変化がありますが、いつもそこにいる・待っててくれる景色や出会いにこれからもわくわくです。だんだん寒くなっていくと思いますが、みなさんもお身体を大切に過ごしていただけたらと思います。
__________________
◎文・写真:Mihiro Takahashi