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【台湾最南端】鵝鑾鼻(台湾・屏東県)【バス路線終点訪問#15】

早朝6時前の台湾・高雄市、高雄中学バス停。このバス停より公路客運(国道バス)9188番に乗車します。
9188番は高雄を起点に枋寮、恆春など台湾南部西海岸を南下し台湾最南端の地、鵝鑾鼻(がらんぴ/エウランビー)に至る長距離路線です。時刻表上では高雄から鵝鑾鼻まで4時間30分の道のりになっていますが、実際は3時間。ハイデッカー高速バスタイプの車両で来ますが、車内にはトイレがなく途中休憩もないので注意が必要です。

※窓は着色ガラス

高雄中学からは私一人のみ乗車。次の「建國站」(高雄駅前)ではちらほら乗車、高雄市内最後のバス停「中正站」(地下鉄技擊館駅前・バス停名は訪問当時のもの)で外国人含めそこそこ乗車があり、窓側埋まるくらいの乗車率で高雄を離れます。

高雄を出て1時間半ほど、楓港(フォンガン)付近から右手車窓に海が見えます。

途中の「恆春轉運站」(恒春バスターミナル)などで降車があり、終点鵝鑾鼻に近づく頃には乗客は私一人に。

そして高雄から約3時間、終点の「鵝鑾鼻」に到着。運賃はICカードで362元(1700円ぐらい)。だいぶ前になりますが、太川蛭子時代のバス旅映画(台湾編)ではここ鵝鑾鼻がゴールとなっていました。

バスは降車扱い後道路上でUターンし、降車停横の駐車場に収まりました。

こちらは乗車停。

訪問当時の時刻表、概ね1時間に1本確保されており台湾の地方のバスにしては恵まれている方だと思います。
台湾南端の一大観光地にしては本数が足りなそうですが、南の端の鵝鑾鼻まで来るバスが9188番(ローカル向け路線)だけなのであって、少し北に戻った墾丁(ケンティン)からは9189番という台湾新幹線左營駅までを結ぶ直行の観光客向け路線が30分間隔で運行されています。また、乗ってきた9188番とこの9189番は高雄客運・國光客運・屏東客運の3社共同での運行です。

バス停前にはセブンイレブン鵝鑾鼻店。なにもないがあるここ鵝鑾鼻では貴重な補給拠点となってくれます。飲み物は沢山買っておこう!(1敗)

鵝鑾鼻バス停から本当の台湾最南端へは徒歩で30分弱。正直推奨しません。(だからといって他の手段がある訳ではない)
道もわかりづらいし、画像にあるような虚無みたいな道を歩いていくのでかなりキツい。

台湾最南端の様子はこちら。ただひたすらに岩礁と海が広がります。さっき歩いてきた道もあって、かなり地の果て感が強いところでした。

【起終点系統】
9188(高雄鵝鑾鼻
【起終点本数】
日中毎時1本程度
【訪問日時】
2023年12月
※訪問当時の情報を掲載しています


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