人が死ぬってのはこういうことなんだよ
例えばさ、身近な人が亡くなったとするじゃん。
死んだ後の世界、俺ずーっと考えてきたんだよ、民俗学だけは国文学科のくせに熱心に勉強してさ。
死んだ後は魂は地中にいったり、逆に空にいったり、沖縄ではニライカナイっていって海の果てにいったりするんだってさ。まぁ宗教によっては来世に期待しちゃうとこもあるんだけど。
でもそれってあくまで人間が死を恐れないために作り上げた世界観に過ぎないんじゃないかって思ってる。死んだらどうなるかなんて死んでからじゃないとわかんないんだよ。
このクソみたいな世の中でさ、生きていくのって本当に大変なことなんだよ。ストレスまみれ。生きていくのがやっとの人だってきっといると思う。
自分だって正直逃げたいと思ったことも何度もある。友人たちが成功してる中で自分はむしろ人生下り調子。でもまだ生きてるだけなんとかなってると思いたい。
きっと自分の生き方は多くの人に馬鹿にされる生き方だろう。でもプライドなんかもう捨ててやる。しがみついてやる。
自分がいうと説得力ないと思うし、事実その通りなんだけど、どうか生きてほしい。生きていて良いことあるか?と言われるとわからない。
でも思ったより人生は暗くないと思うんだ。本当にダメになったら生活保護でも受ければ良いと思ってる。ひっそり隠居すれば良いと思う。でも死んだらそこで終わり、終わりなんだよ。
以前、俺を唯一の友としてくれた友人が高校生の俺が死を考えたときに「お前が死を選ぶのであれば止めはしない。だが中途半端にするな。傷が残る。」と言われたことがある。
あなたが死ぬと一番迷惑がかかることを自覚してください、なんかよりもよっぽど自分の自死を止めてくれたな。
中途半端にできなかったから。
これから日本はどうなるかわかんないけど、どうか平和に生きたいね。