わたしのはなし(20年前、氷河期世代の大学生の頃)
キャリアの話をしていく中で、まずは自分のことをお話していきます。
大学は、理系の学部でした。
音楽が好きで、なんとなーく楽器屋さんとかレコード屋さんとかいいなーと考えて受験しましたが、特に強い思いもなく全く準備しないで採用試験を受けただけだったのでもちろんダメでした。
また、手芸や和裁が好きで、着物を作る職人にもなりたいなーとも思いましたが、親の猛反対があり、こちらも断念。
就職するというイメージが全くつかなくて、なにをすれば良いか全くわからない。就職してからイメージつけて転職すればいいかと楽観的に考えていました。
ただの事務職とか嫌だし、夢のある仕事がしたいとか、ほんとワガママでしたね(^^;
就職するイメージをつけるって、OB・OGに話を聞けばいいとかいう問題じゃないし、でもそれすらも恥ずかしくてできなかったし、モヤモヤしたまま、年明けぐらいまで就職先が決まりませんでした。
そして、年明けに研究室の先生に紹介していただき、研究室の教授だった先生が所属している団体への就職先が決まりました。これもとりあえず就職するイメージを作ろうかということしか考えていませんでした。
「大学生のときに就職のイメージが持てなかった」という思いが、今、学生さんたちに職場体験をさせてあげたいということにも繋がっています。
今の日本では、新入社員でどの会社に入ってどんな教育をしたかでその後のキャリアが決まるケースが多いように思います。私は新入社員教育を受けていないので正しいビジネスマナーが未だにわかりません。そして、その後のキャリアもすぐには目的にたどり着かないことが多いです。
今は様々な会社でインターンを行っているので、学生のみなさん、きちんと学生のうちにキャリアをイメージできるように、まずはぜひインターン体験をしてみてくださいね。