Kill the Shadow King第三章「沫雪の祈り」
FATE GEARのアルバム「Kill the Shadow King」ストーリーと解説です。
前のお話はこちら
第三章「沫雪の祈り」
ザーシャの予想通り、
"空の虚"は魔物が通れるほどの穴が空いており、
天界まで続いていた。
「ここまでくれば私は平気です。
ザーシャ、大丈夫ですか?」
「はぁ疲れた…それに、ここは眩しすぎる。」
「もう帰るのですか…?」
「ああ。これでも待ってる友がいるんでね。
ここの景色も見れたことだしな。」
「あの、もうひとつだけお願いが…
私、また貴方に会いたい…」
「それは……
それは聞けない願いだ。
死者の書によると俺の寿命はあと3年…
帰ったら空の虚を元に戻す。
またお前みたいなやつが冥界に迷い込まないようにな。
面倒だが新冥王としての務めだ。」
「そんな…!」
「さて、戻るぞ。
何やら忌々しい気配がする…お前の迎えが来たようだ。」
「待って。もう会えないならせめて…」
ヨーナは宝物の首飾りを外す。
「せめて私の代わりに、これを貴方の側に。」
to be continued...
解説
キリのいいところで今作のお話はここで終わりです。
前章のザーシャの「認めないぞ」は、冥王を倒した後に死者の書を見て、
自分の寿命を見て認めたくないということだったんですね。
引き止めたそうなヨーナですが、
ザーシャには待っている友がいるということで…ザーシャ友達いたんだね
もともと思い描いていた原作は、
最初からザーシャの相方ポジションの悪魔がもう一人出てくる予定だったんですが、
そいつを出しているとだいぶ話がそれてしまうし、話が長くなりそうなので泣く泣くカット…
今後出てくるかもしれないし、出てこないかもしれないし(笑)
歌詞について
そうして、天界に戻りザーシャと別れた後のヨーナの心情を歌っています。
全人類泣くがいい!
現在廃盤となっている1stアルバム、
A Light in the Blackに収録されていた同タイトル曲の再録、アレンジ版になりますが、
原曲バージョンと比べ、少しですが残っている歌詞もあります。
全く異なるストーリーなのに結構上手く当てはまった方だと思うよ?
曲調について
私なりのENDLESS RAIN(X JAPAN)か、もしくはForever&Ever(LUNA SEA)な感じで全力アレンジしました!
これToshIが歌ったらX JAPANの新曲になるんじゃね?くらいの勢い(笑)
KOKOMIさんの声はバラードにぴったりだなぁと思ってお願いしたのですが、
意外にもKOKOMIさんとしては外部案件でここまでのガチバラードは初めてなんだとか…
そもそもM3とかでこういうシンフォニック・ロックバラード出す人も少ないのかな?
それでは次作もお楽しみに!(たぶん2025年M3秋)