まぐれでTOEICLR990点取った人の話・後編
📚ラスボスはPart7
前編はこちらから↓
これもまたよく聞く話で恐縮なのだが、やっぱり最後はPart7をどう攻略するかということになる。ご存知の通りシングルパッセージ、ダブルパッセージ、トリプルパッセージ(マルチパッセージ)の順に並んでいる。私はPart5、6も含めて前から順番に解いていく派。
スコア800点台後半、あるいは900点台前半で伸び悩んでいる場合、文法の基礎は大丈夫な場合がほとんどだと思う。Part7で息切れを起こさないよう、時間配分と語彙の強化に励んでおく。特に最近は英検1級単語がちらほら出て、TOEICer界隈をざわつかせているようだし。
📚Readingの時間配分
人によって差はあるが、私の場合
Part5 10分
Part6 10分
Part7 シングルパッセージ 25分
マルチパッセージ 30分
合計 75分
*マルチパッセージが早めに終わるといいな、という算段
実際5分残しくらいになることが多いが、5分ではあまり見直し出来ないのが実情。なので後から見直すことは前提にしないでなるべく丁寧に回答する。
📚Listeningはどうした
私は920点を連続で取った時も、Listeningの点数が安定せず、毎回満点というタイプではない。Part4が苦手。一気に話されるとリズムが乱れる。Listening対策本で私が気に入っているのはこちら。
abceedで電子書籍として購入すると便利。購入当初は高地トレーニングと言われたりしていたようなのだが、最近は本番とあまり変わらないレベルになったように思う。
最近買った、解説がないことで評判を落としてしまっている(?)公式のListening用問題集も良かった。
私はListeningではイヤホンを使わない派。あまり差は無いのかもしれないけど、本番を想定して念の為。
昔NZ南島に滞在(留学ビザで語学学校+ホームステイを半年)していたのでイギリス英語に慣れていたつもりなのだが、半年くらいじゃ全然、しかも遊んでばかりいた(最後の方は語学学校サボってスケートリンクに行ったりしていた。。NZでスケートって。)ため、英語力は上がらずに帰ってきた。後悔はしていないが、その後の就職活動はそれはもう大変だった。
話が逸れたが、Listeningは上記2冊とYoutubeやPodcastなど教材は沢山あり、つくづく良い時代になったと思う。TOEIC対策としては先読みのリズムを意識することのみ。鬼難しい単語が出てきたら困るけど。
📚2年に一度ベストスコアを出す
社会人の場合、履歴書で英語力をアピールすることが目的でTOEICや英検を受けることが多いと思う。ならば2年おきにベストスコアが出せればいい。私は4月くらいと10月くらいが体調も良いので、それくらいの時期に受験することが多い。自分にとってのベストシーズンを知っておく。毎回のように受ける必要は、少なくとも今は必要はないと思っている。保険のために、年1回受けられればなお良いか。
📚前日と当日に気をつけたこと
前日は土曜日で休みなので、カフェで見知らぬ人の隣に座ったりして、程よく雑音のあるところで、解き慣れた問題集や模試を解く。
受験票の写真を確認する(貼り付けにはテープのりを愛用)。寝る前には持ち物をパッキングする。直前になってなんだか足が痒いことがあったので(敏感肌)、痒み止め成分の入ったクリームをお守りがわりに持っていく。脳の多くは水分でできているそうなので、水分補給もしっかりと。ただし飲み過ぎ注意。
前日はもちろんお風呂に入ってしっかり寝る。冷房の時期は羽織もの(冷房が大の苦手なので夏はあまり受けたくない)。筆記具の点検。昔私は神経質にマークシートをかなり丁寧に塗っていたのだが、そんなことに時間を取られる必要は全くない。多少塗りつぶしは雑でも良い。Listeningの時は外側を丸く縁取ってから塗っている。これは途中で変更しやすいようにする為。
腕時計はチープカシオとエコドライブを持っていく。矢島先生のブログにチプカシの電池交換方法が載っています。感謝。
📚試験後の祭りに踊らされない
これは自戒を込めてなのだが、試験後ネット上であの問題はこれだった、というような速報的なものがルーティン化している。精神的によろしくないので、あまり気にせず淡々と過ごしたい。人と比べても何にもならないし。
次の日からまた粛々と決まったことをこなすのが理想。
📚それで正直どうなの
フルスコアが出たからといって、さして変わらぬ毎日、それどころか、
これからが大変、キープできる気がしない
というのが正直なところ。まぐれなんですから。ここのところ何度も985点です、という人の方が実は実力があると思っている。根性は確実にあると思う。とはいえ、やはり人と比べるのは本当に良くない。自分の弱点を見つけることの方が余程大事。
📚韓国既出模試のような日本の模試が欲しい
現状TOEIC大国である韓国の既出模試が本番に最も近いと言われているし、実際私もそう思う。日本で似たようなものがあればいいのにと思う。多分無理でしょうけど。こちらは数少ない日本語で解説のあるもの。コスパ高し。
📚最後に
TOEICのフルスコアが990という半端な数字なのは、その後の伸び代を期待する意味があるというようなことをどこかで見たような気がする。私はTOEICに対して特に熱い思い入れがあるという訳ではない。正直985点でも990点でも、実力にそんなに差はないと思っている。それでも一応、理屈上は990以上の数字はない訳で、少しだけ(今後2年の期限付きで)自己肯定感が上がったかなと思う。それについてはTOEICに礼を言ってもいいのかもしれない。ありがとうTOEIC。
でも、あまり急に難しくならないでね。
長くなりましたが、お付き合いいただいた方、ありがとうございます。スコアに現れるまでには時間がかかります。停滞していたと思っていたら、その後ぐっと上がったりしますから、きっと大丈夫です。
英語資格業界で数十年の間幅を利かせているTOEIC。今後どのような変化があるのか、見守りつつ、スコアにショックを受けたりしながら過ごすんだろうなと思います。
Mina