【アーユルヴェーダ】エネルギーとご機嫌に付き合う

3年前、2021年の冬。
私は些細なことから感情が爆発してしまい、パニック障害をおこした

ずっとふわふわと宙を浮く感覚が取れず
今にも泣き出しそうな
それでいて日常は当たり前のように過ぎ
立ち止まることもできないし
どうすることもできない。

唯一できることといえば
この感情をないものと無視し
笑って冗談を言って過ごすことだった。

そんな無理が生じ
ぱっかーん。となったわけだが
今となっては自分を知らな過ぎたんだと反省している

私はそのあと、断れることはやめ
半年ほどずっと1人で自由気ままに過ごし

以前より回復した今は
長期的視野を入れながら
ぼちぼち休みつつ
幸せだと実感する日々を過ごしている。

新生活がはじまる季節
新しい環境に足を踏み入れるほうも
新しい風を受け入れる方も

ストレスとは
悪いことだけじゃなく
良いこともストレスと言うことを
覚えておいて欲しい

そしてそのストレスは
放っておくと病につながることも。

そんな私が
今回はドーシャ別エネルギーを消耗するタイミングや
症状をお伝えしていければと＊

ドーシャからみる3つのエネルギー消耗タイプ

アーユルヴェーダでは人間を3つの性質に振り分けられることができる。
細かく言えば1つだけではなく、2つの組み合わせや、稀に3つの組み合わせを持つ人がいて、それぞれ個性としてそのドーシャバランスは存在する。

このドーシャはそれぞれ違った特徴があって、これはエネルギー（体力）を消耗する時間も関係している。

一番気をつけたいヴァータさんタイプ

ヴァータ体質の人は、自分のキャパシティを超えていても動けてしまうため夜に電池が切れたように疲れ切って眠ってしまう。なんてこともよくある。

そもそも頭の中でずっと考える癖があり、空想や妄想も好きだしフットワークも軽いから、行きたい場所にすぐ行っちゃう！休みに家にいるのはもったいない！旅行大好き！みんなとワイワイするのも好き！新しいチャンレンジもする！

そんなタイプ。

外に意識が向きやすいため、そういった時間を過ごし続けているとどんどん自分のエネルギーボルテージが下がり続け、「もう。やだ。」と急ブレーキがかかってしまう。

なので実は一番内観する力が必要なタイプ。
その日その日のエネルギー残量を知り、控えめくらいに日常生活を送らないと、耳鳴りや不眠といった症状になりやすい。
休息大事。これ鉄則のヴァータさん。

計画的だけど熱すると乱れるピッタさんタイプ

ピッタの性質はそもそも計画的に物事を遂行するのが得意なタイプ。
なので、この日はこれをしてご飯は何時に食べて何時までに寝る。みたいなスケジューリングが得意。
でも、火のエネルギーで構成されるピッタは「やると決めたらやる！」といった男気満載がゆえ、一度決めたことは絶対やり遂げるストイックさを持っている。

なので、ピッタタイプの人が物事を決めた時のエネルギーは強い。少しのことは犠牲にしてまでやり遂げる熱意がある。

火はものを燃やし灰にしてしまうが、気をつけないと身体や心まで燃やし尽くし灰のごとく消耗してしまうので注意が必要。

普段はヴァータほど細心の注意は必要なくとも、こういった決め事や争い事スイッチが入った時は注意したほうがいい。
お腹を下したり、胃酸が込み上げてくるようなことがあれば乱れているので、深呼吸をして涼しい場所に散歩に出かけ自然のエネルギーを分けてもらってほしい。
まずやりたいのはクールダウン。

溜め込まないでね！カファさんタイプ

3つの性質の中で一番エネルギー（体力）があるのがカファ。
しっかり、どっしり、ずっしりとまとまりがあり安定感がある。
何事にも「いいよ〜」と言っちゃうし、やりたくないなぁと思いながらカファの持つ良い人気質で引き受けてしまう。人の愚痴や相談事も何でも聞いてあげられるし批判することもなく、「そうなんだねぇ。たいへんだったねぇ」なんて受け入れる包容力もある。

そんなカファは、吐き出すのが苦手。自分が思っていることを相手に伝えることがなかなかできない。
それはエネルギーも同じで、有り余るエネルギーを放出することが苦手だったりする。何も考えたくないし、あんまり動きたくない。自分から率先してスケジューリングするより、誰かに決められたことを毎日こなすほうが好き。

そういった内側に引きこもりすぎる自分が顔を覗き始めたら注意が必要。身体を動かすことしたり、読んだことのない本を読む。知らない道を通ってみる。そんな新鮮さを取り入れて欲しい。
五感を使うとエネルギーも消耗される。エネルギーを詰まらせやすいのでたくさん呼吸して身体を動かすとエネルギーが回り出しカファ本来の愛に溢れる豊かさを取り戻せる。
五感や心身に動きをつける。これキーワード

エネルギーとうまく付き合う

これら3パターンのドーシャの特徴も
人それぞれにドーシャバランスがあるので
1つの人もいれば2つ当てはまる人もいると思います。

なんにせよ
私たちはエネルギーで出来ているには違いない

食べ物のエネルギーをいただく
月や太陽のエネルギーを浴びる
目の前の人とエネルギーを交換する
など

うまく噛み合わない人と長時間一緒にいると疲れてしまったり
元気のない人といるとこっちまで落ち込んだりするのは
エネルギー交換がうまくいっていなかったり
弱い人が吸いとっちゃったりする

会話の内容はさておき
心地よく相手とエネルギーの交換ができていることが
お互い良い関係性を築けている証拠。

人となりを知ることも
自分が心地よく生きるための足掛けになるかもしれません

奥が深い
アーユルヴェーダの世界

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