ちゃーぽんの壮絶な半生【我が家に来るまで-1】
以前おじさんという猫を飼っていて
その猫が急性腎不全で亡くなった敬意を書いたが
あたしはもう1匹猫様を飼っている
彼女の名前は
「ちゃーちゃん」
あたしは彼女を「ちゃーぽん」と呼ぶ
(たまにおばさんとも呼ぶ)
おじさんの話をする前に
先住猫のちゃーぽんの話をしておこうと思う
ちゃーぽんとの出会い
さて
ちゃーぽんは現在10歳
亡くなったおじさんは8歳だったから
2歳先輩である
ということは
もうシニア世代
そもそも彼女は
実家で飼われていた猫であった
ちゃーぽんはなかなか壮絶な半生を過ごしている
「なんでこの子にすんの」エピソード
あたしの実家は
あたしが生まれてからずっと
犬や猫がいる
一度
猫がいるにもかかわらず
父親と妹がハムスターを買ってきた
ネズミが唯一嫌いな母親が
いつも冷静な性格なのだが
こればかりは玄関で絶叫した
そのハムスターは
やはり猫に狙われ
籠から逃げ出し
餌食となり
餌となった。。。
確かその当時中学生だったあたしは
ハムスターにはどうしても思い入れが出来なくて
その光景を聞いた時
ちゃんと観たこともないディズニーの
トムとジェリーのようだと思った
そんな動物一家が
犬や猫が増える一大事を
結構素っ気なく日常の一部としてこなすようになり
独立して一人暮らしをしていた
当時若かれしあたしに一切の報告もなく
実家へ帰省すると初めましての動物がいる
なんてことがあった
それが今一緒に生活を共にしている
ちゃーぽんである
ちゃーぽんは
妹の友人祖母から引き取ったらしい
その友人祖母が飼っている猫が
どこぞの野良猫に腹まされ
引き取り手を探しているとのこと
引き取りに同行した母親は
当時のストーリーをたまにポロリとこう漏らす
「ほんまあの時なんでこの子にすんのっておもたわ」
非常に失礼な話だ
このことは
ちゃーぽんの耳には絶対入れてはならない
と思っている
というのも
生まれたての子猫は6匹ほどいたらしく
その中から妹がどの子にするのかを
選んだらしい
彼女が選んだ子猫は
1匹だけ
仲間外れにされ
とても小さく
母親のおっぱいも
他の子に取られて飲めない
そんな状態の子を
「この子にする」
と言い放ったらしい
そう
それがちゃーぽんである。
言葉だけ聞くと
うん、そらおかんも、そう言うわな。
と思う
しかし妹はと言うと
抱っこした時に
この子だと感じたらしい
そして
そのお婆ちゃんが
「この子はちゃ〜ちゃ〜と鳴くから
ちゃーちゃんだよ」
と言ったことから
そのまま
1匹だけ小さな子猫は
ちゃーちゃんになった
ちゃ〜ちゃ〜鳴くって
たむけんちゃうんやから
エニウェイ
そんなこんなで
我ら一家の一員となったわけだが
あたしはと言うと
何も知らず
毎晩飲んだくれる日々←
交通の便もなかったので
頻繁に実家に帰ることもなかったせいか
あたしは
ちゃーぽんの幼少期を知らないのである
あたしのデータ上に残っている
ちゃーぽんの写真は
今の様子そのまま
それから
茶トラの女の子「ちゃーぽん」は
当時先輩猫として君臨していた
黒猫のジジと
エセアメリカンショートヘア(雑種)のモモの
女帝2匹のお膝元として
生活を始めたのである
ちゃーぽん
よかったね♪
とはならない人生が
彼女を待地受ける
キャ〜〜〜〜!!!
(サスペンス小説好きすぎやろ)
つづく・・・