ちゃーぽんの壮絶な半生【我が家に来るまで-5】
家出ちゃーぽんの日々は過ぎる
しばらくしてあたしは一人暮らしを開始した
厳密にいうと妹と一緒に暮らし始めた
半年が経ち再び動物一家に転機が舞い降りる
妹の友達が轢かれかけている猫を拾い飼い手を探しているとのこと
この家に迎え入れられないか?と言われた
この家は一軒家だし猫1匹増えたって何も支障がなかったので
受け入れることにした
その子が黒猫の男の子「とろろ」だ
以前のおはぎとしらたまを預かった時
彼らは低体温症で風邪もひいてたから免疫が弱っていて
だいぶ力なかった
今回も轢かれかけてたくらいだから
それはもう弱っているのかと思った
優しく対応しようと心に決めた
夜になって、妹が母親と一緒に子猫を連れて帰ってきた
「どんな子?」という間もなく
黒い塊が玄関から飛び込んできて家中を走り回った
・・・
なにこの元気
???
尻尾は雷型に歪んでいる
生後数ヶ月は経ってると思われる黒猫は手のひらサイズで
しかし足腰は強く走り続ける
大阪から連れて帰る途中、カゴに入れてたけど鳴き叫んで煩かったから
母親の膝の上に置いてたらしい
静かに落ち着いてたからそのままにしてたら
なんと家に着く間際、母親の膝の上で柔らかなウ○チをおみまい。
壮絶な車内であったことは興奮する母親と妹の様子を見てよく理解できた
そんな破天荒とろろくんが我が家にやってきた
あいつは凄かった
噛む癖は今も治らないくらい酷いし
当時はトイレの粗相もひどかった
毎日布団の上でオシッコをして毎晩シーツを洗った
彼には頭を悩まされた
でも1つありがたかったのは実家の猫と仲良くできたこと
しらたまの尖った性格を心配したが意外と仲良くやってた
なのでふとあたしたちの中で
とろろとちゃーぽんを交換してはどうか
という話になった
当時変わらずちゃーぽんはずっと外にいて
母親が犬の散歩の時に彼女を探し出して
抱っこして家に連れて帰るようになっていた
家に連れて帰る前も
他の猫と接触しないよう1室を閉め切ったりしていた
万丈一致で交換することになったとろろとちゃーぽん
2017年8月20日のことです。
続く・・・