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『劇場版 Endless SHOCK』体験記
一気に文章を並べてはみたものの、ガチなファンからは怒られるんじゃないかっていう感想文になってしまったような気がします。まあ、そもそも動機がおかしいんですよね。ごめんなさい。でもこういう人もいたんだよってことで、許してください。
上映開始当日まで、映画化の話も知らなかったんですけどね。唐突に、猛烈に観たくなって。職場から徒歩5分ちょっとの映画館でやっていることがわかったので、午後半休の日を使って行ってきました。お昼ご飯を食べる間もなく、キャラメルポップコーンとアイスコーヒーがランチになりました。
動機は「かっちゃんがやってた『オーナー』って、どんな役だったんだろう? 知りたい!」ってところです。約30年ぶりに少年隊へと出戻った今、そういえばかっちゃん、光一さんの『SHOCK』で代役やったとき、博多座来てたよねって思い出しまして。
Wikipediaさんによると、2009年からと2012年までは毎年出てたのね、かっちゃんは。んで、地方公演って2012年の博多座が最初なんですって(約5000万円をかけて天井の工事までしちゃうっていう太っ腹な博多座さん…)。大阪や名古屋じゃなかったんですね、意外なことに。
で、頭の中にあった「代役やったよね」は、2015年のこと。リアルタイムでニュースだけは聞いてたんですよ。そのときは「え、一晩で代役務められちゃうほどすごい人だったのか!」という印象で(笑)。もちろん、少年隊からは離れていた時期だったので観に行こうともせず。…まあ、行こうと思ってもチケットなんて取れなかったとは思うのですが。
そして今、です。この映画観たら、「かっちゃんがやってた『オーナー』」は体験できないまでも、その輪郭くらいはなぞれるんじゃないか、と。しかも公式に。YouTubeさんで違法アップされてる動画で探すより、よっぽど健全じゃん? ぱぱぱっと映画館のチケット押さえて、ちょっと予習ということでさっきのWikipediaをばーっと眺めました。眺めただけなのでたいして頭には入っていないのですが(それは予習と呼べるのか?)、そこで初めて知ったんですよ、かっちゃんって前から出てたってことに。代役って、ゼロからではなかったんだと。それまでのベースがあったから声がかかったんだし、できたんだと。そっか。そういうことだったのか。納得。←失礼な
休憩なしの3時間、味わってまいりました。
まあ、まずいちばん最初に驚いたのは、前田美波里さんの英語表記ですよね。まさかのBeverly Maedaですよ。知らなかったもん、そんなになってたなんて。Beverlyっていったら私の頭の中ではこっちだもん。
光一さんって、あんなにべたっとした歌い方だっけ? そんなにちゃんと「普段こんな歌い方ですよね」って語れるわけではないんですが、CDでの印象とはだいぶ、違う感じ。ミュージカル用の歌い方なのかなとも思うんだけど、ちょっと意外でした。
上田くんが、自分が持っている印象よりずーっとよかったです。「たぶんKAT-TUNにいて、尖ってるイメージをまとってて、櫻井翔くんをアニキと慕ってる人」と認識してたんですが、この中の「尖ってる」という部分がすごく役とマッチしてたように感じました。1幕にあったメインのシーンでね、ワクワクしたんですよ。いっちゃえいっちゃえー!みたいな(表現力に乏しくてごめんなさい)。自信たっぷりにいきがってる感じ、素敵でした。大晦日にはジャニーズのカウコン点けてたのに、絶対そこで何回もテレビ画面に映ってたはずなのに、たぶん興味なくて画面見てなかったんだと思います、歌い踊るイメージが全くなかったってことは。ごめんね。今度はちょっと気を付けて観るね。
ヒロインを神田沙也加ちゃんで観たい!と即座に思いました。…で、帰ってきてからもう一度Wikipediaさん見たら、過去に出てたのね。似合ってたんだろうなぁ…。
これが博多座でできたのかっていうのは驚き。特に梯子が4本出てきてなんやかんやのところ。あれを生で観られるんなら、今度、博多座、行ってみたいかも。
ストーリーは、自分にはちょっとわかりづらかったところがありました。特に2部ね。「あれ? 生きてるの? 死んでるんじゃなかった? 夢だったの? それともこっちが夢?」ってこんがらがってました。
本物の剣を使うっていうところも、上田くんは「刺す」っていうところまで想定してやってたんだと思ってたら、あとで「コウイチが止めると思っていて、刺す気はなかった」って独白してて、そこで初めて「そうだったんか!」ってわかったくらいでした。刺してもSHOW MUST GO ONなんだろ?やってみろよおりゃー!っていう心づもりだとずっと思ってたので。…もしかしたら観てる私の方が「ショーを止めるわけない」と思いすぎていたからかもしれないんだけども。
ジャニーさんって日本の情景が本当に好きだったんだろうな…としみじみ感じました。桜も出てきますしね。和太鼓ってジャニーズの面々は必ず通らなきゃいけないのかい?とも思わされましたけども。劇中劇のタイトルが『Japanesque』っていうのも。ブロードウェイでJapanesqueですよ。よっぽど日本が好きなチームじゃないとしないんじゃないかしら。
私の知りたかった「オーナーとは?」なんですが。
芝居小屋のオーナーですから、1つのカンパニーが大劇場への躍進を遂げたらまた別のカンパニーを呼んで…ってなっていくと想像してるんですけども(合ってるのかな)。コウイチのカンパニーが大劇場へ行くっていうのは、嬉しくもあり、淋しくもあり、なんでしょう。しかも娘はその中にいて、座長に恋までしちゃってる。複雑な親心も混ざって。
…っていろいろ書きたがるかなーと思ったんですが、実はそうでもない私がいます(笑)。というのもやっぱり、2部のコウイチの存在がわかりづらいんですよ。幽霊なのかなんなのか。なんで触れちゃうのか(冷たいって言ってたので血は通ってないようですが)。なんでショーに飛び入りできちゃうのか。なんで一緒に踊れちゃうのか。物質的にどんな存在としてこの世にいるのか、落としどころが自分の中で決まらない。だから、現世の人々がどんな気持ちで接しているのかがどうも見えづらくて。あ、批判してるんじゃないんですよ、決して! それだけは信じていただきたい! もしかしたら何度も観たらわかるのかもしれないし!
約30年ぶりに出戻ったかっちゃんが好きな1人としては、少年隊がずっと青山劇場でやってきたことの延長線にこの『Endless SHOCK』があるというのが誇らしいです。PLAYZONEは、生はおろか映像ですら1作も観たことがないのですが(限定版、CDの方は買ったけどPLAYZONEのDVDセットは買わなかったんです)、少年隊が大切に築いてきたものの未来に、このミュージカルがあるという事実が嬉しいのです。
…もしかしたら、2部のストーリーの(私が感じている)難解さも、PLAYZONEを何作か体験したら、ジャニーズのミュージカルはこういうものなんだよって思えるのかもしれないなっていうのは感じています。だとしたら、ただの経験不足ですよね。でもこの経験を充足させられることはそうそうないであろうと…。
そして代役のニュースを知ったあの日の私に、言いたい。博多座へ行け。当日券に並んででもチケットを取れ。歌い踊るかっちゃんを生で見られる生涯最後のチャンスかもしんないから!!(思いたくないけどもしかしたら)思い描いてるよりもめっちゃ出てっから!(たぶん)なんならソロでも歌うと思うからーっ!!(たぶん)
さて。映画を見てから数日。
主人が「amazonにこんなのあるけど」と探し出してきたものがありまして。2000円ほどプレミア感が乗ってたので10分くらい悩みましたが、ポチりました。
(追記。いつの間にかリンク先がnot foundになってました。書いた当時は確かに見られたのに!)
理由は以下の通り。
・かっちゃんが出てる公演だった。
・ヒロインを演じているのが神田沙也加ちゃんだった。
・DVDではなくBlu-rayの方が買えた。
・未開封の新品だった。
・仮面ライダーに一時期入ってた縄田さんが出てた(←これは主人が勝手にくっつけた理由)。
そうなんですよね。こういうソフトで経験は間接的かもしれませんが増やせるんですよね。しかしPLAYZONEより先になぜこっちに手を出したんだ、私(しょうがないじゃないか見つけてこられちゃったんだから)。
歌い踊るかっちゃんを生で見られる生涯最後のチャンスだったのか。めっちゃ出てるのか。なんならソロでも歌うのか。…Blu-ray、再生してみっかなー。
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