ワンピースとブラッシュアップライフ
「大学舐めてた!試験勉強しないとやばい!」だってwww
30年来の旧友に、笑いながらそんなことを言ってみる。
何年振りのセリフだろう。
いやいやいや、初めてかも知れない。
残念ながら、高校でも短大でも勉強といえることは
しなかった、否、できなかった。
バイトと恋で脳内は埋め尽くされ、
道端に垂れ流していた。
それでも卒業できてしまえるのは
当時はありがたかった。
ただ、そのせいで勉強について
「しこり」を残したまま30年以上。
とある本で「セルフハンディキャッピング」
という状態だったと知り、妙に納得。
これは『ONEPIECE』の正体に匹敵する
知るまで死ねないレベルのやつ。
30年越しに『ONEPIECE』を
手に入れたわたしは
世界をひっくり返すべく、海に出た。
(なんか、逆?!)
放送大学3年次に編入学。
初めての単位認定試験を前に過去を振り返る。←いまここ
中学時代は板書をノートに書き写して、
さらにまとめた自作参考書に酔う試験前夜。
いやいや、あんなもの勉強とはいえない。
理解していることをノートにまとめるという
なんて非効率な自慰行為。
もし2回目の人生があるとしたら、もうノートはとらず
教科書に書き込むだけで済ますだろう。
数学や物理は、ひたすら問題を解くだろう。
ひたすら本を読み、要約文を書くだろう。
そして、ネタバレ覚悟であらすじを友達に話した上で
その本を読むよう推しまくり、その世界を共有するだろう。
というわけで、脳内のあの白い部屋でバカリズムに
「元の人生の扉に行きます!」
と即答し、今に至る。
ところが、今回も、同じことを繰り返しそうになり
慌てて修正。
2周目のわたしは少し違う。
まず「過去問万歳!!」と叫び、
そこから始めることを意識した。
なるほど、だてに長く生きてはいない。
before授業でも、皆無ではない。
どの辺りを気にしながら授業を受ければよいのかの
見当がつく。
無知の知とはこのことか?と自問自答。
この人生2周目であわよくば学習スタイルを確立したい。
そして、3周目には、今度こそお役に立てる何かを得たい。
なんて、風呂敷を広げ始めたら、
脳内ポモロードタイマーが鳴った。
「エントロピー」が私を呼んでいる。
海にもどらなくちゃ。