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恋とか愛とかやさしさなら(📖日記)


2025年一発目の本📖は一穂ミチさんの、
「恋とか愛とかやさしさなら」を読了しました。

本を選ぶ基準は、好きな作家さんの作品はもちろんの事、私は単行本派なので気づいたら単行本ばかりを手に取ってしまいますが、最近では〝表紙〟だったり〝見出し〟だったりをみて購入する事が増えました。

SNSなどで発信されている情報を見て、気になり購入するのではなく、
自分の直感で本を購入することが多いです。

+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――

「この先ネタバレ注意」

私は読了して直ぐに、’’続きがあればいいのに’’と感じました。
綺麗に終わっているはずなのに、
まだ続きがあるのではないかと、気が付けばページをめくっている自分がいました。

新夏の友人の「私なら別れない」とはっきり物事を人にいうタイプが自分にはハマっているなぁと思ったり、啓久の「コスパが悪い」という言葉にイラっと来たり、でも自分は他の人とは違うと思いたくなる気持ちに共感出来たり、新夏の決められない思いや、うずうずした感情にムムムとしたり、とても感情移入しやすい作品でした。

(途中で新夏の友人になって、新夏にガツンと言ってあげたくなりました…笑)

私自身、とても身近な人が犯罪に手を染め、
〇年という空白の時間を過ごしました。

この作品が伝えたい
【信じること、許すこと、愛すること】が
どれだけ難しい事か、身にしみて感じているからこそ、ここまで鮮明に言葉の本当の意味に触れられるこの作品は素敵だなと心から想いました。

自分では体験したことのない世界に連れて行ってくれる作品になっていると思います。

皆さんも是非一度手にとって見て下さい°˖✧


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