「学び」のあるIT系コミュニティの作り方
この記事では「学び」のあるIT系コミュニティの作り方を記載します。
どんなメリットがあるか
どんなメリットがあるか説明しますね。
「主催者」「教師」「一般参加者」の3つにわけますが、「主催者」と「教師」は兼任してもかまいません。
主催者のメリット
「コミュニティを主催している」という大物感が得られます。特に参加者が増えた場合に顕著です。何せ人を束ねてますから。
一部の人に認めてもらえる「箔」がつきます。自己紹介などで役に立ちます。
初心者に良いことをした気分が得られます。
教師のメリット
主催者と同じく、良いことをした気分になれます。
感謝されます。たぶん。
教えることで自分の「学び」になることもあります。
一般参加者のメリット
自分が成長している感覚が得られます。特に仕事で苦しんでいる場合などに自信がつきます。
似た境遇の仲間と励まし合うことで、自分の置かれている環境に不遇な点がある場合に、その環境が悪いこと、自分に責任がないことを再確認できます。
一通りスケジュールをこなすと達成感が得られます。
つまりメリットしかありません。
ね、いいことばかりでしょ?
本題:コミュニティを作るノウハウ
初心者向けの、IT技術の勉強会をしましょう
初心者向け勉強会がダントツでお勧めです。なにしろ、自分の知識より難しいことを教えるのは、なかなかに難しいです。その点、初心者よりちょっと上ぐらいの中級者からでも、指導する側になれる「初心者向け勉強会」がお勧めです。
絶対数で言っても、「未経験者」が世の中には一番多いので、参加者を募りやすいのです。
プログラミング等、専門的なことを扱う
初心者向けとはいえ、たとえば「Windowsの使い方の基礎」のように、あまりに経験者が多いことをやっても、価値を出しにくいです。
できるだけ専門的なことを扱うことで、新しい技術を学んだ満足感や、教える側の学びが得られます。
難しい話はしない
IT関連の技術の中には、使い方を誤ると問題を起こしてしまうモノも確かにあります。
しかし、最初は誰でも初心者ですし、学ぶ心を萎縮させてはいけません。ですので、そういった難しい点には触れず、あくまで手を動かして、何か成果を見られるようにしましょう。
無償で主催する限り、責任はまず発生しないので大丈夫です。ネットの世界は自己責任です。
否定に取り合わない
たまに、教えている内容に対して、「〜は間違っている」とか「そういうやり方は危険」と言ってくる人がいます。
その場合は「そういう意見もあるのですね」と軽く流すのがお勧めです。
それでも、引き続き強く言ってくる場合は、自分の意見をゴリ押しする「荒らし」や「自己中」なので、ブロックして他の参加者に悪影響が出ないようにしましょう。
オリジナルの題材を用意する
ネットで検索して簡単に出るようなチュートリアルをなぞっても意味がありません。
学ぶ分野について、通常の使い方と違っていても良いのです。オリジナリティがある題材や教材のほうが、参加者に新しい知見をあたえることができます。
発表会をする
最後に発表会をしましょう。ここでの題材は「何を学んだか」等、進捗に差がつく内容にしてはいけません。皆で成果感を分かち合えるよう、「何に苦労したか」とか、「何が楽しかったか」という話題を主軸にすることで、皆で成長したことが分かち合えます。
長期やらない
社会人や学生は忙しいです。あまりに長期にわたるスケジュールは脱落者が出やすくなります。
週1〜月2、3ぐらいのペースで、長くても半年、できれば3ヶ月ぐらいで終わらせましょう。
コミュニティは終わったあと、何もしなければ自然消滅します。なのでトラブルや問題が起きても気にすることはありません。
うまくいかなかった点は自分の中で反省して、また別の内容、あるいは別のメンバーを集めて立ち上げ直せば良いのです。
具体的なゴールは作らない
人によって学習速度は違いますし、「遅れた」「落ちこぼれた」みたいな経験は人を萎縮させるだけで、何も良いことはありません。
なので、具体的なゴールは作らず、参加者各々が「学びを得られる」ことを目的にすれば、苦しんだり悲しいことになる人が出ず、楽しいコミュニティにできます。
まとめ
いかがでしたか?
これを実践することで、あなたも「技術コミュニティを主導してる」とか「技術コミュニティで教える人」という箔をつけ、生活が充実すること間違いなしです。
ぜひ試してみてくださいね!
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