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世界遺産[最大・最古・最初…編(2)]

 前回は、「世界」で「最大」「最古」「最初」・・・について紹介しましたが、今回は、「地域」や「国」で「最大」「最古」「最初」・・・のものについて紹介していきたいと思います。
 なお、前回は、日本の遺産についても触れましたが、日本の遺産を含めるときりがないことに気付きまして、今回から基本的には世界の遺産に絞って紹介することとしたいと思います。

①最大

・「東南アジア最大級のサンゴ礁」
→『トゥバッタハ岩礁自然公園』(フィリピン共和国)

・「北アフリカで最大規模の大聖堂(だった)」→『ティパサの考古遺跡』(アルジェリア民主人民共和国)のバシリカ大聖堂

・「西アフリカ最大のゾウの生息域」
→『W-アルリ-ペンジャーリ国立公園群』(ニジェール共和国及びベナン共和国及びブルキナファソ)

・「アフリカ最大かつ最も保全状態の良い熱帯雨林保護区(の1つ)」
→『ジャー動物保護区』(カメルーン共和国)

・「アフリカ最大級の動物保護区」
→『セルー動物保護区』(タンザニア連合共和国)

・「ヨーロッパ最大級の環状列石」
→『ストーンヘンジ、エイヴベリーの巨石遺跡と関連遺跡群』(英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国))のエイヴベリー

・「ヨーロッパ最大の壁画群」
→『イベリア半島の地中海沿岸の岩絵群』(スペイン)

・「北ヨーロッパで最も大きな稜堡」
→『スオメンリンナ要塞』(フィンランド共和国)

・「ヨーロッパ最大の塩水湖」
→『フェルテー(ノイジードル)湖の文化的景観』(オーストリア共和国及びハンガリー)

・「ヨーロッパ最大の湿地帯」
→『ドナウ・デルタ』(ルーマニア)

・「ヨーロッパ最大の森林地帯」
→『ビャウォヴィエジャ森林保護区』(ベラルーシ共和国及びポーランド共和国)

・「(ゴンドワナ時代から継続して熱帯雨林が存在する)オーストラレーシア地域全体の中で最大の面積」
→『クイーンズランドの湿潤熱帯地域』(オーストラリア連邦)

・「サハラ砂漠最大の壁画群(の1つ)」
→『エネディ山塊:自然的・文化的景観』(チャド共和国)

・「アマゾン川流域で最大の広さを持つ国立公園」
→『ノエル・ケンプ・メルカード国立公園』(ボリビア多民族国)

・「(古代ローマ時代における)イベリア半島最大規模の都市」
→『タラゴナの考古遺跡群』(スペイン)

・「スカンジナビア半島最大規模の木造平屋建築の家屋」
→『ラウマの旧市街』(フィンランド共和国)

・「オマーン国の国内で最大規模」
→『バフラの砦』(オマーン国)

・「ペルー最大の国立公園」
→『マヌー国立公園』(ペルー共和国)

・「ベルギーで最大規模」
→『フランドル地方のベギン会の建物』(ベルギー王国)のベギン会館

・「スペイン最大規模のシトー会修道院」
→『ポブレの修道院』(スペイン)

・「フランス最大級の規模」
→『アミアンの大聖堂』(フランス共和国)

・「オーストラリア最大の国立公園」
→『カカドゥ国立公園』(オーストラリア連邦)

②最古

・「東南アジア最古の仏教都市国家」
→『ピュー族の古代都市群』(ミャンマー連邦共和国)

・「(アフリカ大陸以外で発見された)初期人類の集団居住の形跡を示す最古の証拠(の1つ)」
→『レンゴン渓谷の考古遺跡』(マレーシア)

・「南部アフリカ最古の王国」
→『マプングブエの文化的景観』(南アフリカ共和国)

・「アメリカ大陸に興った文明の中で最も古いもの(の1つ)」
→『聖都カラル・スペ』(ペルー共和国)

・「新大陸最古のスペイン植民地政策の活動拠点」
→『植民都市サント・ドミンゴ』(ドミニカ共和国)

・「北アメリカで最も古い運河」
→『リドー運河』(カナダ)

・「ヨーロッパに現存する最古の修道院」
→『スケリッグ・マイケル』(アイルランド)に建造された修道院

・「オセアニアにおける植物の栽培化に関する最古の証拠」
→『ククの古代農耕遺跡』(パプアニューギニア独立国)

・「イラン最古の四分庭園」
→『パサルガダエ 』(イラン・イスラム共和国)にある庭園

・「インド亜大陸における最古の大学」
→『ナーランダ・マハーヴィハーラの遺跡群』(インド)のナーランダ

・「ハンガリー最古の修道院」
→『パンノンハルマの千年の歴史をもつベネディクト会修道院と周辺の自然環境』(ハンガリー)

・「シトー会最古の修道院」
→『フォントネーのシトー会修道院』(フランス共和国)

・「オランダ最古の干拓地」
→『ベームスター干拓地(ドゥローフマーケライ・デ・ベームスター)』(オランダ王国)

③最初

・「東アジアで最初のヨーロッパ入植地」
→『マカオの歴史地区』(中華人民共和国)

・「アフリカの黒人史上最初の鉄器製造の中心地」
→『メロエ島の考古遺跡』(スーダン共和国)

・「アフリカにおける製鉄業の発展において最初期の段階」
→『ブルキナファソの古代製鉄遺跡群』(ブルキナファソ)のドゥルラの遺跡

・「ヨーロッパ諸国初の熱帯地域における植民都市」
→『シダーデ・ヴェーリャ、リベイラ・グランデの歴史地区』(カーボヴェルデ共和国)のリベイラ・グランデ

・「新大陸初の奴隷市場」
→『サルヴァドル・デ・バイアの歴史地区』(ブラジル連邦共和国)

・「スラヴ諸国で最初の航海士学校」
→『コトルの文化歴史地域と自然』(モンテネグロ)

・「ヨーロッパで初となる証券取引所」
→『ブリュージュの歴史地区』(ベルギー王国)

・「ヨーロッパの都市で最初に築かれた並木道」
→『プラド通りとブエン・レティーロ:芸術と科学の景観』(スペイン)のプラド通り

・「ヨーロッパ人入植者によって建設された最初の防御施設」
→『バミューダ諸島:歴史的都市セント・ジョージと関連要塞群』(英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国))

・「コートジボワールにおけるフランス植民地時代の最初の首都」
→『グラン・バッサムの歴史都市』(コートジボワール共和国)

・「植民地ブラジルの最初の首都」
→『サルヴァドル・デ・バイアの歴史地区』(ブラジル連邦共和国)

・「フランス国内で最初にフランス語の本が出版された」
→『リヨンの歴史地区』(フランス共和国)

・「スペイン初のゴシック建築」
→『要塞都市クエンカ』(スペイン)の大聖堂

・「スペインの植民都市として要塞を持たない最初の都市」
→『サン・クリストバル・デ・ラ・ラグナ』(スペイン)⇒カナリア諸島にある

・「アルメニア教会初の大主教座が置かれた」
→『エチミアジンの大聖堂と教会群、およびズヴァルトノツの考古遺跡』(アルメニア共和国)のエチミアジン

・「バヌアツ初の世界遺産」
→『首長ロイ・マタの旧所領』(バヌアツ共和国)

・「フィジー植民地の最初の首都」
→『レブカ歴史的港湾都市』(フィジー共和国)

④唯一

・「(ローマのコロッセウム以外で)唯一3層部分を残している」
→『エル・ジェムの円形闘技場』(チュニジア共和国)

・「ブラジルで唯一フランス人が建設した植民都市」
→『サン・ルイスの歴史地区』(ブラジル連邦共和国)

・「亜南極圏唯一の活火山島」
→『ハード島とマクドナルド諸島』(オーストラリア連邦)

⑤その他の「最も○○」

・「東アフリカに存在する湖の中では最も塩分濃度が高い」
→『トゥルカナ湖国立公園群』(ケニア共和国)

・「アルプスの最高地点を走る鉄道」
→『アルブラとベルニナの景観とレーティッシュ鉄道』(イタリア共和国及びスイス連邦)のベルニナ線

・「英国で最も高く長い水路橋」
→『ポントカサステ水路橋と運河』(英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国))

・「スリランカで国内最後の低地熱帯雨林の原生林が残る」
→『シンハラジャ森林保護区』(スリランカ民主社会主義共和国)

・「古代ギリシャ世界で最も神聖な島と考えられていた」
→『デロス島』(ギリシャ共和国)

・「ローマ帝国で最も広範な採掘坑道のネットワーク』
→『ロシア・モンタナの鉱山景観』(ルーマニア)

・「銀鉱石の最も重要な供給地」
→『エルツ山地/クルシュネー鉱業地域』(チェコ共和国及びドイツ連邦共和国)

・「アフリカでサンゴが見られる最南端」
→『イシマンガリソ湿地公園』(南アフリカ共和国)

 今回は以上です。
 前回と今回で世界遺産に関する「最大」「最古」「最初」等についていくつか挙げてみましたが、とりとめがない内容になってしまいました。
 次回は、世界遺産に関連する「数字」について紹介したいと思いますが、こちらも同様な結果になりそうな気配がしておりますので、あらかじめご承知おきください。それではまた。







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