FRUITS ZIPPERの曲で感じる作詞家ヤマモトショウの優しさと多様性
FRUITS ZIPPERの楽曲は、キャッチーなメロディとポジティブな雰囲気で多くのファンを魅了していますが、その歌詞に込められた深いメッセージにも注目すべきポイントがあります。特に「NEW KAWAII」や「フルーツバスケット」は、ヤマモトショウさんが手掛けた楽曲であり、多様性を自然体で表現している点が際立っています。
ヤマモトショウさんについて
作詞作曲家として活躍し、FRUITS ZIPPERでは「私の一番かわいいところ」や「ハピチョコ」などの代表曲を提供しています。彼の歌詞の魅力は、説教臭くなく、優しく深いメッセージを伝えるところにあります。ヤマモトさんは、抽象的な概念を押し付けず、リスナーが自然に感じ取れる表現力が特徴です。
ヤマモトショウさんの歌詞の魅力は、こうした深いメッセージを説教臭くなく、優しく伝えるところにあります。彼は抽象的な概念を押し付けず、リスナーにその意味を自然に感じ取らせる力を持っています。この「自然さ」こそが、彼の多様性の表現方法の最大の特徴です。
特に「NEW KAWAII」ではそれを強く感じました。
「NEW KAWAII」はNEW KAWAIIという言葉の蓑に隠れつつ、「多様性」に真っ向から向き合った曲だと思っています。
『NEW KAWAII』では、全ての歌詞が自分らしく生きていくことを肯定してくれるように感じられて好きすぎるのですが、以下の部分が特に自分の胸にストンと落ちました。
また、以前書いた記事でも触れましたが、「フルーツバスケット」でも、競争社会に囚われず、自由に自分のペースで生きることの大切さを伝えています。
まとめ
ヤマモトショウさんは、比喩やシンプルな日常の風景を通じて、聴き手にそっと寄り添いながら、多様性や自己肯定感を自然に伝えています。彼の楽曲は、説得されるのではなく、リスナー自身が気付かないうちに「自分らしさ」を肯定してくれる感覚に包まれることが、その最大の魅力です。