家族が刀ミュを見るようになった話

私は雑食で、2.5でもなんでも手を出します。手を出してから地雷かどうかを判断します。
ゲームを始めてからだいぶたったころ、ミュージカル刀剣乱舞(以下刀ミュ)に手を出しました。

我が家はミュージカルをよく見に行っていたこともあって、舞台ではなくミュージカルから手を出しました。初めて見たのは阿津賀志山異聞2018~巴里~。母と姉と三人で見ました。

初見の時、最後まで見たもののめっちゃハマるとまではいかなくて、すごく作りこまれていたな程度でした。母と姉は、話はよかったものの、2.5特有の世界観に若干の違和感を持っていたようです。

まあ、世界観は本当に独特ですし、2人が一緒に見て世界観を否定しなかっただけよかったのかなと思いました。

それからしばらくは受験もあって刀ミュから離れていました。私がハマったのは2020年元旦のニコ生で真剣乱舞祭2018を見たときでした。そのあとすぐ阿津賀志山を見直そうと決意しました。


ところで、皆さんは自分の趣味はオープンにしてますか?
私は、がっつりオープンにしていて親も私の趣味を知っています。興味はないようですが否定することもありません。
私は親の目の前で刀ミュを見続けました。円盤をいくつか買い足し、そのたびに悲鳴をあげながら見続けました。
我が家のテレビは50インチほどの大きなものなので推しのドアップに勝てる人はいないと思う。

つはもの、厳島記念公演、双騎出陣、何度も何度も繰り返し見ました。

そうすると、どうなるか。

歌が刷り込まれていくんですね。

「刀剣乱舞」はサビはどのバージョンも同じですし、漢道や獣もすごく頭の中に残る曲ですから、いつの間にか覚えているようなんです。あるとき母が刀ミュを見ている私に言いました。

仕事中に頭の中で「とーけんらん♪」って流れる。

それを聞いた時、めっちゃ笑いました。
親が刀ミュに染まっとる・・・染めたの私だけど(笑)って


また別の日、真剣乱舞祭2018を見たときに母は私に言いました。

これ、すごいね。生で見てみたかったかも。

巴形薙刀の、祭りとはの語りを聞いての母の発言です。この時にはもう刀ミュに違和感は持たなくなっていたようです。


極めつけは、髭切膝丸双騎出陣です。
2人ということでわかりやすかったのもあり、母はすごく気に入ったようでした。完成度の高さや歌のうまさ、どれをとっても素晴らしかったです。

双騎出陣を見てから母は、チケットとってくれたらいくらでも行くよというようになりました。
特に髭切がお気に入りなようで、三浦宏樹さんのバレエ上がりらしい姿勢の良さと回転をよく褒めています。あの動きってなんとなく人外みがありますよね。

姉はそこまではまったとか言ってきませんが、そこそこ刷り込まれているようで違和感はないようです。

今では、今年の双騎のチケットが取れたら絶対行くと母も姉もいうようになりました。姉は、家にある刀ミュの円盤を見ようかななんて言い出してますし、母は私が見ているといっしょに見るというようになりました。もはや立派な刀ミュオタの一員です(笑)。

見に行くとしたら双騎だけかなと思いつつ、幕末天狼傳のチケット取れたら行く?と母に聞いてみると行くと即答でした。姉も行くと言い出しました。双騎以外にも興味を持ってくれると思っていなかった私は割と驚きました。

ちなみに二人ともゲームの方はまったくやってなくて、元の持ち主とかキャラクターの性格とかそういう情報は私がちょこちょこ解説しています。ゲームをやるつもりはあまりないようです。いくら語っても全然ゲーム入れてくれないので。

まさか親の目の前で刀ミュを見ることが布教になるとは思ってもいなくて、ここまで興味を持つようになった母と姉にとても驚いています。
親がはまるとすごく利益が多くて、一緒に行く場合チケット代とか会場までの交通費とか親が負担してくれるんですよね。なによりもそれがうれしい。

とりあえず今年の双騎と幕末天狼傳のチケット当たりますように。

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