まふまふさんの10周年記念ライブ配信で心を撃ち抜かれた
みなさんお久しぶりです。
文章を書くことに気持ちが向かずしばらく更新が止まっていたわけなんですが、ちょっと文字に書き起こしたい出来事がありましてこうして久々に筆を執った次第です。
その出来事はタイトルの通りなのですが、超人気歌い手であるまふまふさんの10周年記念ライブ配信です。
2020年12月29日で活動10周年を迎えられたまふまふさん。
私はガチファンというわけでもなく何曲か聞いたことがあったり好きな曲があったりするだけでした。(オリジナルは忍びのススメ、歌ってみたは命に嫌われているが好きです)
私はもともと「歌ってみた」はあまり聞きません。
ボカロ(本家)至上主義というわけではありませんが、本家とキーが変わっているというのがどうにも苦手で(言葉は悪いですが気持ち悪くて)あまり手が伸びないのです。
興味はあるしおすすめされたものは聴こうとするのですが、キーが違うと泣く泣くブラウザバックという形になってしまうのでいつしかだんだん手が伸びなくなってしまいました。
もちろんキーが変わっていないものなら聞くことはありますし、変わっていたとしてもすごく好きになる曲もあります。
そんな私なのでもちろん10周年だからライブを見よう!と思って見たのではなく、たまたまYouTubeに出てきて、たまたまほかに見るものがなかったからちょっと覗いてみようというくらいの気持ちで配信にお邪魔しました。
すでに配信が始まってそこそこ経っており、入ったときにはちょうど千本桜を歌われていました。
相変わらず声高いな~とか生でもうまいんだな~とかそんなことを考えながら聞いていました。
そのあとのまふまふさん自身の過去のお話を伺ったりしているうちに、すごくまっすぐ音楽に向かっている方なんだと知りました。
私が心を打たれたのは歌ってみたで好きな曲に挙げたカンザキイオリさんの「命に嫌われている」を聞いた時です。
まふまふさんは本当に音楽に命を懸けているんだろうなと感じました。
文章にするのが難しいですが、こう、直前までの語りも相まって彼自身の魂を削って歌っているようなそんな感覚を持ちました。
彼はまぎれもなく表現者なのだ、とも。
一番を聞いただけで本当に泣きそうでした。この声を聞き逃してはいけないと私の中途半端に発達した耳を音感を集中させて変わらない画面を食い入るように見ていました。
自分の命、人生すべてを賭けられるものに出会えるというのはなかなかないことでしょう。まふまふさんにとってはそれが音楽だった。
まふまふさんの持った才能が命を賭けられるものと同じであったというのは奇跡なのではないかと思いました。
もちろん才能だけでなく勉強や努力の結果が今なわけなので才能の一言で片づけるのは失礼な気もしますが。
同時に少し心配にもなりました。
なんだか一種の遺言のようで、命を削っているような歌と過去の話を聞いているとまふまふさんが消えてしまいそうで怖かったです。
才能のある方に限って早く亡くなってしまうことも多いですし。
実際はそんなことないのでしょうが…
言葉にするなら、
余命宣告を受けた人が生きた証をこの世に残そうとしている
心の底からの「もっと生きたい」という叫びをきいている
といったところでしょうか。
まあそんなこんなで、たまたま覗いただけの30分にも満たない時間で私の心はしっかりとつかまれてしまったわけです。
他の曲を聞いてみよう、歌い手さんの歌を聞いてみようと思うくらいには。
まふまふさん活動10周年本当におめでとうございます。
私はあなたのライブ配信でファンになりました。