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映画刀剣乱舞の話

刀剣乱舞についての話を書くと言いつつ、何も書いてないことに気が付いたおバカな大学生です。
何から書き始めようかな~と考えていたのですが、ちょうど映画刀剣乱舞がアマプラ見放題になったのでその辺の話をしようかなと思います。
※ネタバレを含むので未試聴の方は注意


私は当時、興味を持ちつつもスマホの容量の問題と受験前ということもありゲームはしていませんでした。ただ、興味を持っていることを知っていた友人Hの強いすすめによって映画館へと足を運びました。

私が知っていたのは「刀の付喪神が歴史を変えようとする者たちと戦う」というコンセプトのみ。あとは、ほとんど何も知らない状態でした。

話についていけるかな、楽しめるかなという不安は吹き飛びました。
魅力的なキャラクター、独特の世界観に一気に引きずり込まれました。織田信長と本能寺の変という日本人なら誰もが知っていて、いくつものifが考えられてきた歴史。そして、その信長に愛されていた刀たちの思いがぎゅうぎゅうに詰まった物語にとても感動したのを憶えています。

最初はどちらかと言えば、舞台刀剣乱舞のような話を想像していました(当時は何も知らなかったので)。
刀剣男士メインで、元の主との関わりを描くのかな、その舞台として本能寺を選んだのかなと思っていました。

しかし、実際は全く違って、信長が本能寺で死んでいないというIFをもとにした話でした。確実な記録が少なくあやふやなことが多い昔の話だからこそできることだなと思います。

そして何より、信長の話がメインだけどメインじゃないという驚き。

信長の死を見届けた刀剣男士が(三日月のせいで強制的に)本丸に帰ると襲撃うけてるし、審神者の代替わり始まってるし、手ごわかった敵は刀剣男士だし、もう何がなんやらわからない状態でした。

最後に明かされた継承というサブタイトルで代替わりをテーマにした話だと分かりましたが、まさか信長を前座に使うとか予想もしてなかったですよ。
あと、個人的にはあの代替わりの仕方は死んでも嫌です。絶対にやってほしくない。三日月がぼこぼこにされてないのは奇跡だと思います。

キャラクターの話


映画を見たときの印象はこんな感じでした。
三日月宗近→ラスボス宗近
へし切長谷部→めんどいやつ、なんかイラっとする
薬研藤四郎→言動がイケメン、ふともも
日本号→いいおっちゃん
不動行光→よくわからんけどそんなに好きじゃない
山姥切国広→布、戦い方が割と好き
骨喰藤四郎→ピュアだけどよくわからん
鶯丸→マイペース、よくわからんけどめっちゃ好き

山姥切国広の逸話などがまったく関係ない話だったためか、卑屈要素があまりなかったように感じました。
薬研藤四郎は、友人Hの推しの1人で、映画を進められたときに太もものことをすっごく強調されたせいかそこにばかり目が行ってしまいました。
そして、謎に刺さった鶯丸。のんびりとした性格かと思いきや裏でしかりと周りを見ている優れた観察眼。なにより、ギリギリでかわしていく省エネ戦闘と戦闘の中でも崩れない姿勢の良さが強く印象に残りました。
一振りずつ戦闘スタイルが違うというのも見ていて面白かったです。

頭に残った台詞(うろ覚え)

審神者 「信長は正しく死ななければならない」
骨喰 「歴史とは守らなければならないものなのか」
三日月 「正しいとは常に誰かにとってというだけでしかありませぬ」

私たちの知る歴史と真実

信長が死んだのはどこかと日本人に聞けば、100%全員が本能寺と答えるでしょう。それが私たちの知っている、信長の、日本の歴史です。
そして、この本丸の審神者もまた、そう認識しています。
しかし、その場面を実際に見ていたこの三日月宗近は私たちの知る歴史ではなくその時の真実を知っています。

私たちにとって正しい歴史と刀剣男士(この場合は三日月)にとって正しい歴史。この二つが常にイコールであると無意識に思い込んでいたわけです。それを逆手に取った話でしたね。三日月の行動の真意が分かったときぞくぞくしました。


いろんな意味で裏切られ続けた私は、あっさりと刀剣乱舞にはまったのでした。



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