語る武具展と武魂展レポ&栗林公園ライトアップ

やっぱり双騎のレポは間に合わなかった筆者です。

11月22日、3連休の中日に香川へ行きました。目的は香川県立ミュージアムの特別展「語る武具」と、香南市歴史民俗郷土館の特別展「武魂」です。


朝7時すぎの快速マリンライナーに乗り香川へ出発。ICカードが使えるのに切符を買った理由は、せっかく海を渡るのに切符がないなんて面白くないというよく分からないこだわりがでてきたためです。

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なぜそこにこだわった私よ…

とても天気がよく瀬戸大橋からの景色はとても良いものでした。

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8時過ぎに高松駅に到着。


まずは駅の目の前にある玉藻公園に向かいました。

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園内を散策していると立派な建物がありました。この建物見た瞬間私の本丸の理想はこれだ!!!と思いました。

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櫓は9時から中に入れるようだったので予定を変更して中を見てからミュージアムに行くことにしました。

櫓の中には瓦などが展示してありました。3階建てになっており、上に登ることができましたがそのためには急な階段を登らなければならず大変でした。

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降りるときはこんな景色でした。

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3階からの景色は抜群でした。

目の前には瀬戸内海が広がり、天気がいいときは様々な島が見えるそうです。

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反対側にはさっき感動した本丸風の建物を見ることができました。

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玉藻公園を東門から出てすぐのところに県立ミュージアムがあります。大体の場所は調べていたので多分こっちだろうで歩き始めましたが本当に目の前だったので迷いようがなかったです。

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2階でチケットを買い、いよいよ語る武具展です。(ちなみに玉藻公園など特定の入場券をもっていたら団体料金で入ることができます)

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入ってすぐ正面に甲冑と陣幕が見えるのが大迫力でした。

なお、展示は主に甲冑と銃と刀剣がありましたが、刀剣以外はよくわからないので全体の感想のみとなります。

番号は展示番号、刀の解釈・感想は筆者の主観によって書かれています。

13 太刀 銘 備州長船元家(蝋色塗打刀拵)
鞘が分解してありました。平置きで開設のための刀という感じでした。刀の名称が書いておいてありました。

14 青貝微塵塗大小拵
拵が二振り分ありました。
赤と青のラメが入っており夜空のようでした。

31 刀 無銘(伝長義)生駒家伝来
禁象嵌名が可愛らしい字でちょっとほっこりしました。
刃文が怪しい感じでした。

33 短刀 銘 吉光 丸亀京極家伝来
刃文は直刃で小さかったです。
反りはなく護摩箸の彫りものがありました。
五虎退と似たような刀でした。

36 刀 無銘 伝郷義弘(号 芦葉江)
身幅が広く茎尻に平行なやすりがかかっていました。

39 太刀 銘 元重
身幅の広い刀でした

41 刀 無銘 二字国俊
刀が青く刃文が派手で乱高下していました。

43 脇差 無銘 切刃貞宗
茎に金が溶けて付いていました。
多数の傷もありました。再刃の影響もあるのでしょうか。

44 刀 朱銘 長義
銘の朱が茎の色となじんでいて素敵でした。
身幅が広く切っ先が大きい印象でした。

46 刀 無銘 助真
先に行くにつれて波紋が派手になっている印象でした。

48 短刀 銘 備州長船住長(以下切)
刃文が特徴的でした。
合口拵もあり夜の紅葉を想像させるようなきれいな拵でした。

53 刀 銘 繁慶
身幅が広い印象でした。

68 太刀 銘 長光
長く茎が大きい印象でした。
刃先の刃文が大人しいのが長光の特徴だそうです。

69 大太刀 銘 康継於越前作之
葵紋があり徳川家から貸された?(この辺メモが適当です。すみません)
茎尻が細くなっていて、刀に厚みがありました。

73 太刀 銘 正恒
白鳥神社の奉納刀です。
細身で切っ先が細くなっていました。

75 太刀 銘 波平行安
大太刀くらいの長さがあったように思います。
南北朝ごろのものと思われ長く大きくまさがかった?地鉄です。
切っ先が細く区近くに傷がありました。

92 脇差 銘 豊前守源正全
介錯刀です。傷が多数ありました。

94 刀 銘 肥前国忠廣
茎が細く身幅は広くしっかりとした造りでした。
直刃できめ細かい地鉄が特徴です。刃文部分が大きかったです。

96 短刀 銘 景光 号狸丸
小さく細く反りがない刀でした。
拵が虎のようでした。

刀のほかに刀装具、資料、絵、その他戦に使われた様々な道具が展示してありました。

印象に残ったのは「物語と武具」というテーマのエリアです。
源平合戦をもとにした小柄や鍔が展示してありました。

武具から物語が作られるのではなく物語から武具を作る

物語を武具に宿すというのはどういう目的でするのでしょう。その物語の主人公の力を借りるためか、物語にあやかって勝利を望むからか。

普段のものが語る故とはちがう、ものを語るための武具があるというのはとても面白く感じました。

今回の展示は香川(讃岐・高松?)に関連する武具の展示ということで美術品としてというよりは歴史の証拠としての側面の強い展示だったのかなと思います。

武具の語る高松の歴史、とても楽しいものでした。

最期に撮影可能な甲冑や矢もありました。
昔の矢って今とほんとに変わらないんですね。筈の形まで同じでこの矢も今でも使えそうです。

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お昼ご飯は近くのうどん屋さんへ

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これで驚きの430円。びっくりするくらい安かったです。

お昼のあとバスで向かったのは香南町歴史民俗郷土館。

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ここは30振り弱の刀が展示してありました。一振りを除き撮影OKとのことだったのでいっぱいとってきました。

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ただ、ライティングが少し残念に思えました。今までの所が見やすすぎたのもあるかもしれませんがなんかちょっと見にくいなと思う部分がちらほら…
展示室の方はしっかりあっていたのですが廊下の一部の刀は自分の影になってしまっていました。

それでも十分すぎるほど楽しめました。

それぞれの刀には簡単な刀自体の説明と、見どころの一言コメントがありそのコメントも見どころでした。

虫眼鏡で刀の彫り物が見やすいようにしてあったりひと工夫してあったのがとてもよかったです。
これで入場無料とは本当にありがたい…

そのあとは時間があったのでいったん県立ミュージアムへ戻って刀剣の所をもう一周。

夜六時半ごろから栗林公園へと向かいました。

私が行った日は栗林公園の夜間ライトアップが実施されており、それを目的としていきました。
天気が危うかったものの県立ミュージアムを出たときに雨が降ってなかったので向かうことにしました。

人もそこそこ多くいました。

栗林公園はびっくりするくらい大きくて、ライトアップも豪華でした。

後楽園よりすごくね?日本三名園ってこっちの間違いじゃない?

というのが正直な感想でした。

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晩御飯に悩んでいましたがちょうどマルシェをやっていたのでそこでシチューとクロワッサン、ベーグルなどを買いました。
なんだかんだそこそこ寒かったので暖かいシチューは嬉しかったです。

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ご飯の後知り合いと少しだけ会って話をすることができました。
今度はゆっくり話したいものです。

ちょうど分かれるくらいの時間になって雨が再び降り始めました。タイミングが良かったのでしょうかね。

高松駅に着くころには本降りになっていましたが傘の出番なく一日の旅行を終えることができました。

帰りは同じくマリンライナーで岡山まで行きました。

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瀬戸大橋から夜景を見れるかなと思っていたのですが、電車の中で爆睡しており気が付いた時には岡山駅で電車のドアが開いていました(笑)

岡山駅に着いたのが10時ごろ。

日帰りの旅行でしたがとても楽しかったです。
定期的な旅が癖になりそう。

本当は大阪の埋忠展とかも行きたかったのですがさすがにリスクが高すぎると断念しました。

次はのレポはお守り刀展覧会です。

その前に双騎出陣と幕末天狼傳の感想を仕上げなければ(笑)

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