刀剣乱舞本丸博in広島 レポと感想
幕末天狼傳北九州公演と京都公演が中止になった日、私は衝動的に本丸博のチケットをとり、交通手段を調べていました。
コロナでどこにも行けず、行くはずだった双騎出陣に行けず、ついには幕末まで無くなってしまいストレスが限界値を越えた結果でした。
会場がバスセンターの隣ということもあり、高速バスを利用し行くことにしました。
土曜日のうちに入金と発券を済ませ、物販用のお金をおろしたりしました。
本丸博当日
14:00からのチケットを取ったのでバスはそんなに朝早いものではなく10時頃のものを利用しました。
途中休憩を挟みつつ広島バスセンターについたのが13:30すぎ。
バスセンターから会場まで行き方が分からずさまよいましたが、お昼を軽く済ませた後無事たどり着くことができました。
会場内の待機所では検温、消毒があり、待機列も場所が一人ひとり区切られておりコロナ対策がしっかりされているように思いました。
知り合いと来ている人が多いためか喋り声は多く聞こえました。
というかボッチで来てた人あんまりいなかった気がする。ちょっと寂しかった。
入場時にはチケットを自分でちぎり特典のファイルも自分で取るというシステムで、係員さんとの接触は全くありませんでした。
1、歓迎の間
ここのみ写真、動画撮影が禁止でした。
ポスターと同じような感じに始まりの5振りが並び、主を迎え、お祝いの言葉をかけてくれます。
なんかもう、ここだけで来てよかったって思ったし何なら割とガチで泣きそうになりました。
私はまだ初めて1年ちょっとの新参者で、5周年まではまだまだ長いけど刀剣乱舞というコンテンツが5年の間を過ごしたという事実がとても嬉しくなりました。
この動画をもう一度見るためだけに福岡会場に行きたい。
2、謝儀の間
桑名江までの刀剣男士が一人ひとり跪坐で迎えてくれます。
特に絵との間にガラスなどはなく間近で見ることができました。
普段は見にくい目の色や服のあれこれなどもじっくり見ることができて楽しかったです。
刀種によって掛け軸の横幅が小さくなったり大きくなったりしているのがかわいかったです。
周りの人と場所を入れ替わりながら見ていましたが、たまに一振りをめっちゃじっくり見たり写真を何枚もとっていたりしている人がいて、それぞれの推しが分かりやすいなあと思ったり。
私が見ているときにいたのは鳴狐が推しなんだろうなあというお姉さん。
よさげなカメラで細かいところを何度も何枚もとっていました。
桑名江までしかいなくてなんか足りない刀が多いなあと感じました。
本丸博が始まってから多くの刀が新しく顕現していることをしみじみと感じていました。
5周年でやっと顕現された鬼丸さんとかいなかったですからね。
3、とある本丸の間
私の一番の興味はここでした。
ゲーム本丸のベースの本丸の形がこれなんだろうなと思っています。
自分で本丸の見取り図とかも考えますが、なかなか難しいんですよね。
いつもの本丸の画面を執務室だと仮定してもその他のものをどう配置するのかとかなかなか考えきれません。
東京会場の時みんながこの写真をあげていて、ぜひともゆっくりじっくり見たいと大変楽しみにしていました。
本丸の画面からモデルの時代と造を絞り込んでいく過程までしっかりと表記されていてとても面白かったです。
めっちゃしっかり考えられていて、なるほどと思いましたが用語を見ても日本史で習った気がするとしか思えなくて自分の知識のなさに少しがっかり。
そしてその見取り図をもとに作られていた”とある本丸”の模型。
ひと振りずつカラーで表現されたピンが置かれており、自分の推しをそれぞれ探しているようでした。
いくつかはわかりましたが誰がどこにいるのか全員を特定するのは無理でした(笑)
4、真剣の間
ここでは過去に展示でコラボした時の記録や刀剣のクラウドファンディングなど、日本刀と関わった記録がパネルになっていました。多くの刀が全国各地の美術館博物館とコラボしているというのが一目見てわかるようになっていました。
一度の展示で一番多くの刀とコラボしたのは京のかたな展でした。
あの時はまだ全然知らなかったので行ってみたかったなとすごく思います。
また京都を使った大規模な展示とかやってくれると嬉しいです。
京都じゃなくても1年くらい期間を設けて全国各地の刀剣ゆかりの地を巡れるようなコラボがあったら面白いんじゃないかなと思います。
この間にあったのはパネルだけではありません。
真っ黒の壁を背にガラスケースの中でライトに照らされていた3振りの刀と二振りの剣。
刀剣乱舞(ニトロプラス?)が関わった刀などが展示されていました。
一つ目のガラスケースには復元三日月宗近と復元蛍丸
もう一つのガラスケースには五条国永の在銘刀剣と剣二振り
蛍丸は2015年に復元奉納プロジェクトのクラウドファンディングで集められた資金で2017年に完成したもので影打の一振りをニトロプラスが所蔵しています。
太宰府で見たものと同じものです。
三日月宗近は刀剣乱舞のプロデューサー小坂さん(でじたろうさん)が発足させた「三日月宗近生ぶ復元プロジェクト」でつくられた真打です。
そしてもう一つのガラスケースにある刀は五条国永の太刀です。
鶴丸国永と同じ五条国永の在銘刀で大変貴重なものです。
身幅が細いわけではないと思うのですがなんだかスラっとした刀に見えました。
二振りの剣の銘は天と地
その号は陽の剣と陰の剣
今年作られたばかりの新しい剣です。
松任谷由実さんによる新オープニング「あなたと私と」から着想を得て作られた剣です。
詳しくはでじたろうさんのTwitterにコメントしてあります。
もう一振りあるんですねえ。石上神宮というのは七支刀や小狐丸と呼ばれる古備前物の太刀が社宝にあります。
また、ご祭神には主祭神に布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)や布都斯魂大神(ふつしみたまのおおかみ)など剣に宿られる御霊威を称えており、刀剣に深いかかわりがあります。
世の中に病などがはやったときその終息を願って神社に奉納するというのは日本では割と昔からあったことだとは思いますが、この令和の時代にそういったことをするのは珍しいことかもしれません。
この状況の中で刀剣乱舞というコンテンツが存在したこと、この時代に生きて刀剣に興味を持っていることに少しばかりうれしさを感じます。
5、内番の間
誰かが言っていた。
ガチャである、と。
本当にガチャでした。
10分ほど粘って写真を撮っていましたがきりがないので他の人が多くなったところで次へと足を進めました。
まあ箱推しなんでこのペアが見たい!!!とかがなかったのはよかったのかな。
惜しむべくは骨喰と鯰尾が並んだのに写真を取り損ねたことでしょうか。
自分の初期刀とチュート短刀のペアを見れたので満足です。
あとは三日月骨喰の足利宝剣組もとることができました。
6、メディアミックスの間
アニメ花丸と活劇、2.5の映画と舞台とミュージカルに関する展示でした。
珍しいことにきっかけが2.5だったのでそっちは馴染みがあったのですが、いまだにアニメは全部見れておらずさらっと流してしまいました。
2.5のほうは各メディアミックスのパネルと、映画の三日月宗近と鶯丸、ミュージカルの歌合から石切丸と堀川国広、舞台から黒い鶴丸国永と白い三日月宗近の衣装が展示してありました。
うん、最後2つで心をえぐってきますね。
映画の三日月の衣装は総刺繍?だそうで見ただけでとても重そうでした。これ着てあんなに動けるってやっぱりすごい。
鶯丸の方はもこもこしていて温かそうでした。
ミュは歌合の最初と最後に来ていた赤と青の衣装。
舞台は義伝の鶴丸国永(黒)の衣装と悲伝の三日月宗近(白)でした。
2つ並んで対比が美しいですね(白目)
三日月はモノクロ写真じゃないですよ?
こうしてみると写真でも衣装の生地の違いがよく分かります。
何も知らなければなんでカラーチェンジしてんの?くらいの感想だったでしょうが、舞台もすべて見てしまった後なのでそうはいかない。
この2つを一緒に展示するとか心抉りに来てますよね。間近で見れて楽しいですけど。
7、軌跡の間
これまでの5年間の歴史が年表になっていました。
始まった当初は41振りだったものが2020年11月8日現在95振りまで増えています。倍以上ですね。
こう見ると増えたなって思います。
もっと早くに出会っていたかった。
8、5周年記念大祝画の間
何度目かのスーパー写真タイムです。
大きな1枚絵とともにそれぞれの顔がアップになったパネルが壁にぎっしりと展示してあり、間近で大きなサイズで見ることができました。
とりあえず感想としては
みんな顔が良い!!!!!
9、物販
めっちゃゆっくり回っていたので出るころには物販にはほとんど人がいませんでした。みんなもう帰ってしまっていました。
通販で買えるものがほとんどだったので高いものはそっちで後日考えようということでなるべく数は抑えました。
おせんべいとか通販無いものはきっちり買いましたけどね。
手ぬぐいがあったので部活用に一つ購入しました。
物販出た後にガチャガチャがあったので6回やってひと部隊作ってみようということで回した結果がこちらです。
感想
とりあえず言えることは、行こうか迷ってるなら行った方がいいということです。
私は当初行く予定はなかったものの今では行っといてよかったと心の底から思います。
というか、最初のムービーがあるだけで行く価値はあると思います。
あれは記録に残せないので行った人しか見れません。(今のところ)
正直言って本当にもう一回行きたい。
私が知らなかった時期の刀剣乱舞も知ることができました。
あと、刀剣のコラボレーションの記録を見たとき、本当にすごいなと思いました。
日本文化を良い形で若い人たちに伝えられていると思いました。
実際刀剣乱舞の影響で刀剣に興味を持つ私みたいな人が大量にいるわけですから。
久々の外出というのも本当に楽しかったです。
早めに行って近場を観光してもよかったかもしれない。
演劇が中止になり本当に心が折れそうだったけど本丸博に行けたことでだいぶ持ち直すことができました。
ただ演劇に関して、こうして中止になってしまった回のチケットを持っていた人たちへ救済措置があってほしいとはおもいますが。
何はともあれ本丸博in広島楽しかったです。
無事終了しましたし、何よりです。
レポ感想書くのめっちゃ遅くなっちゃいましたが、また縁があることを願って。
次の旅は香川の予定です。
その前にできたら双騎出陣の感想も書きます。
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