料理が超絶に美味しくなる、フランスの赤外線調理器
この調理器、オムニキュイザーといいます。
ようやく近年、パリ一の高級デパート、ボン・マルシェに置かれるようになりましたが、それまでは、展示会での実演販売でしか買えませんでした。
特に、オーガニック商品の展示会に出店していることを知っていたので、わざわざ展示会に出向いて、購入しました。
なぜかというと、この機械、結構なお値段します。
お高くて有名なヘルシオの一番高いやつの1.5倍くらいします。
作りは、めちゃくちゃシンプルで、上下に赤外線ヒーターがついてて、タイマーで動きます。
上下のヒーターはそれぞれ、スイッチで強、弱、オフを管理できます。
大量生産していないから、高くなっちゃうのでしょうね。
構造がシンプルだから、故障しづらいし、しても修理しやすく、一生ものです。
なぜ、この高い調理器具が欲しかったかというと、実演販売でふるまってもらった、レンズ豆の煮込みが、超絶に美味しかったから。
さらに、塩を加えていないと言っていました。
100度以下の低温で調理するので、素材に元々含まれる塩分だけで十分とのこと。
これには、びっくりしました。
そして、この機械、おばあちゃん達をメインに、料理好きな男性含めて、超根強いファンがいます。
実演を見ていると、ファン達が寄ってきて、ずーっとこの機械を使っていること、どんなに良いかを永遠に語ってくれます。(さくらではない)
食にこだわるフランスならではの商品。
高温にならないので、多少調理時間がかかりますが、たいてい30分動かしておけば、たいていのものは調理できます。
私のお気に入りは、ちこりをこれで調理すること。苦味が消え非常に美味しくなります。同じ材料をフライパンで調理するのと味が全然違ってきます。
ストウブの鍋も、内部は赤外線が出ているため美味しくなるという構造は、この調理器具と共通しています。
両方とも、たしかに料理が美味しくなる、私にとって魔法の道具です。