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【展覧会】東山魁夷と風景画の旅


東山ブルー

待望の東山魁夷展へ行ってきました!
東山魁夷といえば、綺麗な澄み切った青・グリーン・エメラルドのような素敵な色づかいと、幻想的な馬のイメージ。描かれてきた様々な絵画たちは「東山ブルー」と呼ばれているそうです。
どの風景をとっても静かで、空気が澄んでいて、月が綺麗で幻想的な雰囲気が素敵すぎました。もしも『絵入り』(絵画の中に入って住む・生きることのできる力)の能力をもつゆきのこ🐈になれるのなら、東山魁夷さんの絵画に入って暮らしたい…。(ゆきのこ:松本大洋「ルーヴルの猫」に登場する猫🐈)そんな気持ちになりました✨


『明宵』:月が山々を明るく照らし始める瞬間  富山黒部峡谷にて

東山魁夷の旅

13カ所(富山・長野・北海道・京都・山梨アルプス/甲府・千葉・ドイツ・デンマーク・フィンランド・オーストリアザルツブルク/メルク・エッツ)の場所。日本から世界へ…様々な取材旅行を得て、このような素敵な絵画たちがうまれたとのことです。
日本・世界にこのような美しい自然や景色があることを伝え、それをさらに美しく描く、後世に残すことのできる画家。かっこいいな…と思います。

取材旅行の記録

芸術に思想をのせて伝える

東山魁夷さんの同期の奥田元宋さんを初めて知りました。
「東山ブルー」に並ぶ「元宋の赤」と呼ばれる独特の赤で表現された風景画は、華やかでインパクトのある絵画でした。「写実一辺倒の絵では芸術性の高さに欠ける」という説明文が印象的でした。どれだけ壮大な自然を上手にそのまま描いても意味がない。写実した絵画のうえに自分の思想をのせるのだ!という言葉と情熱的な赤色がとても説得力があり納得です。
漫画「ブルーピリオド」の森先輩みたいだなあ…と感心しました。
そしてこうしてnoteに記録をまとめていると、この展覧会前期・後期制だったことに初めて気づきました。ということは…3月今より少し暖かくなった頃にまた新しい絵を観る旅にでることになりそうです🌳



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