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「いつかのメリークリスマス」

最近、イルミネーションの話題を聞いたり、寒くなったりしているので、冬が近くなっているということですね。

「いつかのメリークリスマス」はB'zの曲です。
冬が近づくと耳にしますね。

この歌詞を読んで思うのは、「登場人物の男女の現在の関係ってどうなの?」ということです。

この曲のエピソードは何も知らないのですがそのまま読むと、どうも悲しい曲なんじゃないかと。
ネットで検索するとなにか出てくるかもしれませんが、何も知らないまま感じたままを書いていきますね。

みなさんがどう捉えているのかわからないのですが、私には現在幸せを感じているだけの話には読めないのです。

男性が昔のいつかのクリスマスを思い出してるんですよね。少なくとも昔のクリスマスは彼女がいてとても幸せだったと。

椅子をプレゼントってなんで?と思いますが印象的ですよね。椅子を持って帰るっていうのも。(今ならネット通販で買っちゃいますからね。抱えて帰りはしないですね。90年代ならではといったところでしょうか。)

「線路沿い」って下の写真のような感じでしょうか。それとももっと小さな駅かな。

泣けるほどその時は幸せだったんですね。


けれど、今はどうかと。

今が幸せと感じているなら、幸せだった昔のクリスマスを思い出して強く思いを馳せることはないような気がするんです。

幸せだったクリスマスに思いを馳せるということは、思い出す何かがあるんですよね。

別れた彼女が忘れられないとか。
別れてはないけど今の関係がよくないとか(夫婦にありがちかも)。

「いつか」の気持ちの描写は結婚や離れたくないことを想像させるものですし。
とにかく幸せすぎる「いつか」です。

本当はその「いつか」がいつだったかは明確に記憶しているんですよね。
「あれいつだっけ?」ってならないでしょ?
椅子買ってるんだから。印象に残りすぎるでしょ!

なのに、「いつか」なんですよね。

そして、歌詞の最後は現在に戻ってきますね。
当時の自分と重なる人がいるなぁと見て思っているわけです。

ここの部分は二通りの考え方ができると思いました。

一つ目は、もしかしたら忘れていた幸せを思い出したのかもしれません。

今って、幸せじゃないと思ってたけど、日常にまぎれて気づかなかっただけ。ホントは幸せだと。彼女がいてくれるじゃないかと。そうなると夫婦ですね。 

二つ目は、「荷物を抱えた人が羨ましいなぁ、俺もあんな時あったな、それが今はどうよ?」ということであれば、別れた彼女を忘れられないということですね。

と、私はこのように理解しました。 


こういう理解があるなら、安易に好きな人と「クリスマスソングだね!」とか言いながら聞けない曲ではないでしょうか。
ひとりでこっそり聞きたい曲です。

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