【スプラ3】編成の中で一番早く塗れる人がやるといい、塗りの仕事の話
こんにちは!みんぬです。
大好きな塗りの話を言語化してみようと思い、noteに書き綴ります。
えらそうに語るのはあまり好きではないのですが、わたしは撃ち合いが苦手なプレイヤーで、塗りと立ち回り特化でXP25くらいまでは上げたので、誰かの役に立てるといいなと思って勇気を出して書きます。
スプラトゥーンにおいての「塗り」の重要性を改めて伝えられる記事になればいいなと思いながら、塗りへのたくさんの愛をこめて。
◆はじめに:塗りについての記事を書こうと思ったきっかけ
わたしは銀モデラーやもみじシューターといった塗りシューターをメイン武器として使用している塗りオタクプレイヤーです。
ホコだけはオブジェクト関与力の高さからオーバーフロッシャーデコを使用しているのですが、フロデコはメインもサブもスペシャルも塗れない(*)ため、塗りは基本的に味方に任せることが多いです。
(*)オフロのメインは「移動用の細い一本の塗りをつくる」のは早いのですが、「ある一区画を手早く塗り広げる」ことには適していないため、ここでは「塗れない」扱いとします。
Xマッチ等で「自軍の塗りが十分でない」と感じている時に「お願い味方シューター塗ってェ〜!泣」と叫ぶのは簡単ですが、そもそも味方が塗り状況に違和感を抱かなかったり、「塗り方」を知らなかったら塗ってもらえないのも当たり前です。
そこで、僭越ながら「わたしがシューターを持った時にやっている塗りの仕事の話」をnoteに書こうと思いました。
たったひとりでも、「塗りについてなんて深く考えたことない」方に届いたらうれしいです。
◆この記事の想定読者
XP25未満くらいの、「自分で敵を倒すことをそこまで得意としていないプレイヤー」に読まれることを想定して書いています。撃ち合い強い人は塗りなんて気にせず相手をボコして勝ってください。
武器種でいうと、ぱっと思いつく感じだと,以下に該当する武器を使う方は、心の片隅に覚えておいていただけると得する話なんじゃないかなと思います。
・わかば種やモデラー種、シマネ、ラクト、スプスピ種やイグザミナーなどの塗りがメインの仕事となる武器
・塗り担当の武器が編成にいない場合のZAP・スシ・52などの短射程シューター
・手早く塗りを作るのが得意なパブロ
・活かせる機会は少ないかもしれないけれど、マニュやスパッタリーを使う方も(味方にロラブラチャーしかいない時のため)
塗りの仕事について知っておくことで、自分も味方も戦いやすい盤面を維持できて、勝ちに繋げられることがあるかもしれません。
◆今回お話しする「塗り」とは - 「塗り状況」と「塗り行為」
・有利に戦うためにこの区画は塗っておきたい
・マップを見た時にこんな敵インクが残ってたら嫌だから塗り返しておきたい
等、「塗り状況」についての話をメインにします。この記事で「一番伝えたいこと」です。
インクを出すという「塗り行為」については、オマケ程度というか、小ネタ的な扱いでお話しします。
ちなみに「塗り状況」と「塗り行為」という概念については、こちら↓のnoteからお借りしました。勝手にすみません。めちゃくちゃ面白い記事なので塗りオタクの方はぜひ読んでください。
◆◆塗り状況の話◆◆
※説明用のスクショは全てガチエリアのマップです。
ヤグラやホコは、その進行ルートや防衛ポジション周辺を塗り固めることが大切なのでマップによってはエリアと異なる場合があります。
アサリはアサリが湧く中央付近と左右のアサリ湧きポジション、アサリゴール付近の塗り固めが大切になります。
①味方を有利に戦わせる塗り(自陣編)
中央付近の戦場になりそうな区画の塗りと、そこから退く時に通るルートの塗りを確保します。
初動ではこの区画とルートを塗りながら中央(オブジェクト)を目指します。
また、敵にやられてリスポーンから復帰する時は、ここの塗りが敵インクで汚されていたらなるべく塗り返しながら前線に向かうようにしています。
この区画が塗れていないと、敵が進軍してきた時や、敵のスペシャルが飛んできた時に下がりきれなくてデスが発生します。
一部のマップを例として、具体的に塗っておきたい場所を図示しておきます。
赤い矢印は、初動塗りながら進むときのおすすめルートを示しています。
②味方を有利に戦わせる塗り(敵陣編)
人数有利がついて抑えに入ったら素早く塗り固めたい場所です。
敵陣の①にあたる場所を塗ればよいです。
味方のブラスターやローラーが潜伏する場所の足場を塗ってあげる意識も大切です。
ここを塗り尽くしているうちにスペシャルが溜まることが多いので、相手の打開に返せると最高です。
③敵の進軍を遅らせる塗り
ワイプアウトをとれた時は思い切って敵陣地深くまで塗りを出し、敵が復帰してきたら死なないようにじわじわと下がりながら耐えて時間を稼ぎます。
相手の弾が届かない位置からメインを垂れ流して相手の進軍を遅らせ、サブを投げて嫌がらせしたり、スペシャルが溜まっていればさらなる押し込みに使ったりして有利状況をなるべく長く維持します。
この時、調子に乗って前に出過ぎて相手に殴り負けることだけは避けたいので、「あくまで塗りだけ出して、死なないようにじわじわ下がる」ことがポイントです。
一部のマップを例として、具体的に塗っておきたい場所、ここまで前に出たいという位置を解説します。
④敵の侵入を阻害する塗り
自陣に繋がる敵インクを見つけたら迅速に塗り返します。
そこからローラーやヒッセンが侵入してきて意識外から攻撃されることを防ぎます。
「この敵インク怖い、放置したくない」という感覚が持てるようになってから、自分の塗り武器使いとしてのレベルが1UPした気がします。
一部のマップを例として、具体的に警戒したい場所を図示しておきます。
(余談:味方ジャンプの話)
ここまで読んで、勘の良い方は気づかれたかもしれませんが、塗りの仕事全うしようと思うと、デスした後味方ジャンプして前線に復帰する機会がほぼありません。
塗りが気になるところを修復しながら歩いて前線に向かうのが基本なので、「塗り状況が修復の必要ないくらい完璧で、味方が絶対安全な位置にいてくれる時」か、「ハイパー有利で押し込んでる状況なので、塗り状況気にするよりさらにカウントを伸ばすことを優先したい時」か、「なりふりかまわず飛んで前線復帰してワンチャン掴むしか勝ち筋がない時」くらいしか飛びません。
何が言いたかったかと言うと、普段塗りをメインで担当しない武器使いの方はステジャンを履いていることが多いと思いますが、自分が塗り担当をしないといけない編成の時には、味方ジャンプで復帰したい気持ちを我慢して、塗り状況の修復をしながら歩いて復帰するのもいいんじゃないでしょうか。
あなたが修復した塗りのおかげで、後々の試合展開を有利に運べるかもしれません。
※↑これが一番言いたくてこの記事書いたまである。
(余談おわり)
◆◆塗り行為の話◆◆
ここからは、塗り状況の話ではなく、塗りをつくるときに意識するポイントなど細かい話をします。
◆誰でもすぐ塗れるところは塗らない
自陣リスポーンまわりなど誰でもすぐ塗れるところは、いざというときのためや、味方の強スペを溜めてもらうために塗らずにとっておきます。
<いざというときの例>
例えばガチエリアで自分が銀モデを持っているときは、「こちらがカウント勝っていて相手にエリアをとられている状況で延長戦に入り、エリアに私がサメさえ吐ければ勝ち確」の状況になった場合、リスポーン前の塗られていない床を贅沢に塗りまくることで、早く確実にスペシャルを溜められるようにしています。
<味方の強スペを溜めてもらう例>
ヤグラのトルネやナイスダマ、テイオウイカなどのほぼ確実に試合を終わらせられるスペシャルを持った味方がいる時は特に、リスポーン周りは自分は絶対に塗りません。
自分がもみじを持っている時なんか特に、塗ったところで溜まるスペシャルがホップソナーで弱いので(書いてて悲しい)、味方が簡単に塗れるところは塗らないよう心がけています。
◆塗りの仕事が終わるまでできるだけサブを投げない
塗りの仕事をしている時は、戦闘に関与できないことがままあります。
自分が悠長に床を塗っている間に味方が人数不利を強いられて落とされてはいけないので、塗りの仕事は素早く終わらせなければなりません。
どうすれば広い区画を早く塗れるでしょうか。
答えは簡単で「ZRボタンを押しっぱなしにすること」です。
サブは消費インクのわりに塗れる面積が狭いので、塗りの観点だけで見ると投げれば投げるほどメインに回せるインク量が減り、塗れる範囲が狭くなります。
もちろん交戦中の味方が視界に入ったらカバーのために投げますが、それ以外では、その時できる範囲の塗りの仕事が終わるまではサブは投げません。
(余談:サブぽいぽいマンだった過去の私)
手癖でサブを投げてしまうプレイヤーは多いと思います。
例に漏れずわたしもそうでした。
撃ち合いで勝てないので、サブでキルをとるしか自分にはできないと思ってポイポイポイポイ投げていました。
するとメインで塗る時間が減り、じわじわと塗り状況が不利になり、苦しい戦いを強いられることとなります。
スプラトゥーンはキルに直結する行動以外にも大切な行動はたくさんあります。塗りやヘイト稼ぎなど。
それに気づいて実践したことが、自分のXPをあげる上での大きなターニングポイントだったなと思います。
(余談おわり)
◆おわりに
長々と語ってしまいましたが、塗りの大切さは伝わりましたでしょうか。
4800文字越えのトンデモ長文記事ですが、まだまだ語り尽くせていないことがたくさんあります。
塗りって本当に奥深くて楽しい。いろんな人の塗り論をもっともっと聞きたいです。
私の塗り論も、私一人で考えたものでは全くなく、お世話になっている指導窓(スピルベ)で教わったことや、ツイッターで情報収集したことを自分なりに咀嚼して実践して、自分の中に落とし込んで今の形になりました。
みなさんにこのnoteを読んでいただくことで、その人の自分なりの塗り論を構築する上での一助を担えたらすごくうれしいです!
ではまた!